志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

桜が開花しました

こんにちは。

 

教室に来る途中,中島公園の桜が開花しているのを見つけました。

核果の木、ザイフリボクの画像のようです

核果の木の画像のようです

 

たぶん,来週の中頃が満開の見ごろだと思います。

GWには,盛りを過ぎてほとんど散ってしまっているかもしれません。

 

地球温暖化の影響なのでしょうが,年々桜が早くなっています。

5年前の5月1日から令和時代へと突入したわけですが,その年には本州の方々が「平成最後の花見」を楽しむ中,我々は「令和最初の花見」を楽しんでいたことを覚えています。

 

気温が30℃を超えることも,子どものころは滅多にありませんでした。

それが今では連日の真夏日となります。

 

冷房を設置するのもそんな状況に対応してのことですが,本当に地球がどうなってしまうのかと,心配にもなります。

 

では。

冷房付けます

こんにちは。

 

本日,業者さんにお願いして,教室に冷房を付けてもらう約束をしました。

夏が暑くて生徒さんにはご迷惑をおかけしていましたが,これで夏期講習中も快適に過ごせるでしょう。

 

受験生のみなさんには,夏期講習中は教室が学校だと思って,朝から涼しい中で勉強してほしいと考えています。

 

これから夏期講習の日程を組みますが,毎年中3の授業は夕方からにしています。

朝から教室で勉強し,夕方に授業を受けて帰って行くと,かなりの量の学習時間を確保できるでしょう。

また,午後の時間はいつものように自由に質問できる「質問タイム」にしたいと思っています。

授業以外のところでどれだけ面倒を見てくれるかが,学習塾の真価だと考えております。

 

では。

それは筋違い

こんにちは。

 

かつて勤めていた学習塾でのことです。

学習塾の会社では,だいたい2時くらいから教室が開いて勤務開始となることが多いです。

そんなある日の2時過ぎのこと。ある教室に,講師の先生から,親戚に不幸があったために今日の夕方からの授業に出られないと電話がありました。

 

急なお休みだっため,社内は大混乱になりました。

代わりの先生はいなかと,社内でメールが行ったり来たりしていました。

中には当日欠勤する先生へのご批判も。この様子だと,講師の先生に対しても,お通夜ではなく授業に出てくださいと,しつこく電話したものと思われます。

 

さて,良識に欠けるのは,講師の先生の方でしょうか。学習塾の方でしょうか。

何の気兼ねもなく休ませてあげるべきだと,社内の混乱を静観していたことを覚えています。

 

特定の会社であったり,特定の業界に長くいると,世間的な良識とずれが生じてしまう場合があります。

私も一人で仕事をしていますので,そうしたことがないように,常に気を配っているつもりです。

 

模擬試験,塾の授業,学校説明会などの勉強に関わることと,部活の大会,習い事,旅行などのそれ以外の用事が重なることはよくあることです。

どちらが大切なのか,その軽重は他人が判断すべきではないでしょう。

あくまで生徒さんご本人の意思で決めるべきだと思っています。

 

仮に塾を休んだとしても,何かしらフォローをしてあげるのが,大人としての役割でしょう。

 

では。

小さな博物館

こんにちは。

 

平岸に「博物館活動センター」という施設があります。

 

札幌市ホームページ「博物館活動センター」

https://www.city.sapporo.jp/museum/guide/index.html

 

何か面白いものはないものかと,先日,教室に来る前に寄ってみました。

住所は平岸ですが,最寄りは澄川駅ですので,訪問される際にはご注意ください。平岸高校を目指して歩いて行くとわかりやすいでしょう。

 

 

小さな博物館です。アンモナイトの化石やサッポロカイギュウの化石が見られます。

大昔に札幌一帯が海だったころ,クジラのような生物が生息しており,その化石が札幌で見つかったそうです。これが写真の化石です。

 

個人的には,海だった地域が石狩平野として形成されていく過程がわかり,興味深かったです。

また,「さっぽろ誕生」という15分程度のビデオがあり,地球の誕生から解説されていたのが,詳しくて勉強になりました。

 

入場無料ですし,お子さまが何かしらに興味をもつきっかけになるかもしれません。

お近くの方はぜひご覧になってみてください。

 

では。

2024年札幌開成大学合格実績

こんにちは。

 

いつものように雑誌から数値は拾っております。

みなさんも,サンデー毎日さんなどの雑誌をお買い求めいただくようお願いいたします。

 

さて,今年の札幌開成の大学合格実績を表にしてみました。

 

学校のホームページには合格実績が掲載されておりません。

実際の数値と異なる可能性があることをお断りいたします。

 

昨年とほぼ同様の傾向です。

 

参考:ブログの過去記事「2023年札幌開成大学合格実績」

https://shigakuseminar.hatenablog.jp/entry/2023/04/13/144420

 

上位層は変わらず優秀です。表には載せていませんが,ほかに大阪大学に5人が合格しているようです。

 

下位層が拡大しており,学校内での学力格差が大きいのではないかと思われる点も昨年と同じです。ただ,昨年よりは,下位層の底上げに成功しているのかもしれません。

道内私立大学の合格者数が減少しております。

 

北海道大学の合格者が5人減っていますが,どう見るかは難しいところでしょう。

北大より上位の国立大進学者が増えた影響とも考えられますし,単純に減ったと見ることもできるでしょう。

 

いずれにせよ,進学実績という点においては,札幌開成の真価が問われるのは次年度だと思っています。入試倍率が,次年度の生徒さんたちの代からは3倍台に下がっています。

それでも高い進学実績を保っていのならば,それ以降も順調に推移するでしょうし,その逆であれば,長期的には進学実績が低迷していくように思います。

 

少なくとも,今年の大学進学実績では,入試倍率が大幅に回復するような要因にはならないでしょう。しかし,札幌開成の魅力は受験指導にあるわけではありませんので,人間性を高めるユニークな教育に期待される方々に支持されていくことでしょう。

また,海外への進学を考える場合には,札幌市内でほぼ唯一の選択肢であります。今後も魅力ある人気校の一つであることには変わりがないでしょう。

 

では。

宿題が減るでしょう

こんにちは。

 

最近では「働き方改革」が声高に叫ばれています。人手不足の業界も多い中,労働者の残業を減らすことが求められています。

運転手さんが不足しているため,宅配便やバスの利用などにおいて,私たちの生活にも不便が生じるでしょう。

また,学習塾業界では,タイムカードだけを押してサービス残業をするようなことも増えると思われます。これは塾に限ったことではないかもしれません。

大きな問題,事件が発生しないことを願っています。

 

さて,もちろん学校の先生方も働き方改革の対象となります。

部活動は学校の先生が顧問をするのではなく,民間の方が担当することも増えていくでしょう。これに関しては,悪いことではないと思います。

 

生徒のみなさんに影響することといえば,おそらく宿題が減っていくものと思われます。宿題のチェックに膨大な手間と時間がかかるからです。時間外労働を減らすために,宿題を課すことなどの仕事を減らすことが求められます。減らしやすいのがここでもありますね。

 

宿題が少ないとなると,ある面では,自主性が尊重されますし,自分に合った学習内容を選択できますし,いいことも多いでしょう。

その反面,デメリット,生徒のみなさんが気をつけなければならないのは内申点です。

今までは,①小テスト,②提出物,③定期テストなどで成績がついていたものが,②の分量と評価が減るということです。

 

中学校ごと,あるいは先生ごとに対応は異なるでしょうが,多くの場合は宿題が減って,小テストの評価に対する割合が高くなるとお考えください。

宿題は課されないのに,日々の学習に対する取り組みを評価する小テストの重みが増すということです。

今まで以上に毎日こつこつと勉強し,一つずつ身につけていくことを心がけてください。また,どのような変化があるのか,学校の先生から直接お話があるかもしれません。評価の方法について先生に質問することも可能です。不安であれば,先生に伺ってみるといいでしょう。

 

では。

公平な高校入試に

こんにちは。

 

本日は,いつくかの学校で入学式が行われています。卒業生の中にも,本日,高校の入学式を迎えた方たちがいらっしゃいます。

みなさん,おめでとうございます。

 

さて,当然ですが,高校に入学するためには入試を突破する必要があります。北海道の高校入試制度は公平なものにできないものかと,以前から考えております。

 

東京都の公立高校入試で,次のようなことがありました。ニュース記事のリンクを貼ります。

 

Yahoo!ニュース「東京都立高、1校採点誤り…2名を追加合格」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e5db74a0552e8a8d2ca4995245ebea0349e08cb6?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240402&ctg=lif&bt=tw_up

 

東京都立高校の入試では,「答案開示」という制度が設けられており,受験者ご本人の採点された答案を見ることができます。

この答案開示によって学校側の採点ミスが発見され,採点をやり直したところ,2名が追加合格となったそうです。

 

この答案開示については,全国の公立高校入試で実施されるべきでしょう。採点ミスがないかどうか受験者がチェックできることになります。制度があるというだけで,採点側のミスを防ぐ効果が期待できるでしょう。答案を見られた方が公平性を担保できます。

 

他に,もっとも重大な問題点は「相関表」を用いて合否判定を行うことだと感じます。

相関表は次のようなものです。

 

極端に言うと,「内申295点でBランク,当日点480点」の受験生も「内申276点でBランク,当日点461点」の受験生も「同じ」と見なされるということです。

場合によっては,前者が不合格,後者が合格となることも起こり得るということです。

また,「内申276点でBランク,当日点461点」の受験生と「「内申275点でCランク,当日点460点」の受験生とでは,内申点も学力点もそれぞれ1ランクずつ差が付いているということです。

(極論ですので,実際には各高校が公平に選抜できるように工夫していると思われます。)

 

単純に「内申点315点満点」+「当日点500点満点」=「合計815点」で,得点の高い順に合格者を決めてるのが,もっとも公平で,誰もが納得できる制度だと思います。

この入試制度に関しては,改善を求める声が大きくならないのが不思議でもあります。

これから受験生となるみなさんは,決められた制度の中でがんばるしかありません。確かな実力があればどこでも合格します。そのことも申し上げておきます。

 

では。