志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

がんばれる自分を保つ努力

こんにちは。

 

ある著名人の方がこのようにおっしゃっていました。

「がんばれば成果は出る。難しいことだけれど,がんばれる自分を保つ必要がある。」

 

つまり,がんばれる自分を保つ努力や工夫が必要だということでしょう。

 

まず,受験生に関して言えることですが,入試まではあとわずかですので,ラストスパートをかけられるかもしれません。

まずは一週間がんばる,一週間できれば一か月がんばれるはずです。一か月できるのであれば入試までがんばりつづけられます。

少しずつ,○○日がんばろうという期間を伸ばしていくと,気が付いたらがんばる自分のまま本番を迎えられるでしょう。

 

ただし,とくに進学校を目指す方は,入学してからもさらに努力が必要で,高校ではより一層勉強に励むぞという気持ちを忘れてはいけません。

 

また,多くの方に当てはまるがんばれる自分を保つ努力や工夫ですが,向いていること,好きなことで成功を目指すのが一番でしょう。

しかし,現実にはそうはいきません。嫌いなことにも取り組む必要があるでしょう。

友達をつくって一緒にがんばるとか,信頼できる人に相談しながら進めるとか,いろいろと考えられるでしょう。定期的に自分にごほうびを上げながら取り組むこともできます。

ほかには,本当にまずそうなこと,精神的ダメージや疲労が大きくなりそうなことからは逃げる必要があるかもしれません。

 

いくつか書いたものの,実際のところ,答えは人それぞれでしょう。

ずるずるとストレスだけため込むような状態はつづけてはいけないことは確かだと思います。

 

では。

学級閉鎖が増えています

こんにちは。

 

札幌市のホームページに,学級閉鎖に関する情報が出ています。

 

札幌市ホームページ「札幌市における感染症の発生状況(学級閉鎖・集団感染を含む)」

https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/sapporo_kh.html

 

インフルエンザが大流行しているようで,本日から13の学校で学級閉鎖・学年閉鎖になっています。

教室の近くの幌南小学校でも学年閉鎖となっています。

そろそろ,こちらの教室の生徒さんでも罹る子が出てくるのではないかと心配しております。

 

また,テレビのニュースで見たのですが,今年も薬が不足しているらしいです。

病気になったのに薬が手に入らないという最悪の事態も想定されます。

罹らないのが一番ですね。

 

受験生のみなさんは,そろそろマスクを着用したほうがいいかもしれません。

本番の試験を受けられなくなることを防ぐのはもちろんですが,病気にかかってしまって数日間,勉強ができないというのも大きな痛手です。

健康管理も受験勉強の一環でしょう。

 

では。

アイヌの歴史に関する教科書の表記の変化

こんにちは。

 

たぶん教科書の中でもっとも変化が激しいのが,社会科でしょう。

地理だと,世界の様子は日々変わっていきますし,公民でも,新しい法律や条約がどんどんと成立していきます。過去のことを扱う歴史ですら,研究が進んで新発見があるなどして変わっていきます。

また,どの分野もそうですが,社会の変化の影響も受けます。

 

私が学生だったときと,今の教科書とで,歴史上の事件でも呼び名が変わったものが少なくありません。

たとえば,アイヌ民族の歴史や文化が尊重されるようになったため,「シャクシャインの乱」,「コシャマインの乱」と書かれていたものが,「シャクシャインの戦い」,「コシャマインの戦い」と表記されるようになりました。

 

和人から見て蝦夷地を開拓していく歴史は,アイヌから見ると侵略を受けた歴史です。

「乱」という語句は,アイヌ民族を和人よりも下に見た差別的な表現だと考えられます。それで「戦い」という表現に改められたのでしょう。

 

学生時代に社会科が得意だった方は,お子さまの教科書を見て「変だぞ」と感じることが少なくないと思います。

しかし,表記が変更されているのには必ず理由があります。

もしも,お子さまに社会科を教えるのであれば,丁寧に教科書を読むか,もしくは教えないほうが無難かもしれません。

 

では。

2025札幌開成の倍率

こんにちは。

 

昨日,2025年入試の札幌開成中の受検倍率が発表されました。

 

札幌市ホームページ「市立札幌開成中等教育学校の入学者選考」

https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/sidou/shutuganjoukyou.html

 

令和7年度入学者選考出願状況(PDF)

https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/sidou/documents/r7syutugan.pdf

 

倍率は3.36倍,1次試験だけだと倍率1.68倍です。

しっかりと対策をしたならば,一次は比較的容易に通過できるでしょうし,3倍強の倍率ですので,確かな実力があれば確実に合格をつかめる入試になっていると感じます。

 

毎年のことですが,倍率の推移を載せてみます。

 

2015年  10.55倍

2016年  5.91倍

2017年  4.71倍

2018年  4.58倍

2019年  3.69倍

2020年  3.71倍

2021年  3.45倍

2022年  3.22倍

2023年  3.49倍

2024年  3.06倍

2025年  3.36倍(NEW)

 

3.0~3.5倍の間で,隔年減少で上がる→下がる→上がる→下がるを繰り返していくのではなかろうかと思います。

ただ,長期的に見た場合には,漸減していく可能性も低くはないでしょう。

 

今の開成中の6年生(高校3年生)は,受検倍率がはじめて3倍台にまで下がった世代です。来春の大学進学実績がどうなるか注目しているのですが,芳しくなかった場合には,受検倍率の低下が加速する可能性もあるでしょう。

 

受検生のみなさんはあと1か月半で本番を迎えます。

今後は過去問演習がもっとも大切です。信頼できる先生に添削してもらいながら,ぜひがんばってください。

 

では。

模試の信頼性

こんにちは。

 

22日に学力Cの偏差値を紹介した記事で,

「さて,3回の学力テストですが,本番の入試問題との難易度の乖離が著しく大きくなってしまいました。

合否判定の材料として,もしかしたら機能が弱まっている可能性があります。」

と書きました。

 

少し補足したいと思います。

 

かつて大きな塾に勤めていたときの,私の教室にいたある生徒さんのお話です。

都立のトップ校を目指しており,成績もALL5,模試の成績もよく,毎回A判定を取っていました。ただ,この生徒さんの授業を私は担当しておらず,成績だけを見て「順当に合格するだろうなあ」と思っていました。

ところが数学の担当の先生に伺うと,「第一志望は難しいですね」と。驚いて理科の先生にも聞いてみると「そこまでの力はないなあ」と。結局,第一志望の都立高校には不合格となります。模試では取れるけれど,本番でも得点できる確かな実力がなかったということでしょう。

 

模擬試験を作っていた立場からすると,やはり本番の問題はよく練られていて良問がそろっており,いくらがんばって本番に近い問題を再現しようとしても,限界はあって本番よりも質が悪いものになっていると認めざるをえません。

前出の理科の先生もおっしゃっていたのですが,そうした再現性の低さが,模試の判定の正確性を下げていると考えられます。

 

北海道の学力テストの場合ですが,さらっと全範囲を確認するような問題で,平易な問題が多くて平均点も高く,本番の試験問題との差は非常に大きいです。また,毎年似たような問いが出題されるために学力テストに特化して対策した方も少なくないでしょう。合否判定としての絶対の信頼性があるとは言い切れないと感じます。

 

失礼ながら,道内の模擬試験に関しても,やはり本番の問題とは多少の差があることは否めません。

 

例に挙げた方のように,模試の判定が高くでる方もいますし,逆に力はあるのに模試では点が取れずに低くでる方もいらっしゃいます。

もちろん,実力通りの得点になっている方がほとんどであることも,念のために書いておきます。

 

もしも,模試では取れないけれど過去問は取れるぞ,逆に過去問だと全然できないというような方がいらっしゃれば,信頼できる先生に相談してみてください。

場合によっては志望校を変更したほうが幸せになれるかと思います。

 

では。

クジラの脊椎の化石

こんにちは。

 

9月にクジラの化石を見に行ったことを記事にしました。

場所は札幌市博物館活動センターで,澄川駅から歩いて10分ほど,平岸高校のすぐ近くになります。

 

以前の記事「クジラの化石」

https://shigakuseminar.hatenablog.jp/entry/2024/07/09/131310

 

先日,クジラの脊椎の化石の展示が始まったことを知り,見に行ってきました。

 

私が訪れたときには,ちょうど高校生たちも見学している最中でした。学校の授業で見に来たのでしょう。

小さな博物館で,展示品は多くはありませんが,無料ですので興味のある方はご覧になってみてください。さすがにクジラだと脊椎骨の一つひとつが大きいなあと,驚きました。

 

札幌市では,中島公園に博物館を建設する計画があり,その準備として博物館活動センターが設置されたそうです。

ただ,この計画に関しては,ほとんど進んでいないようで,博物館ができるのはいつになるのかわかりませんし,もしかしたら計画自体がなくなってしまうかもしれません。

 

個人的に,ものすごく博物館を楽しみしているのですが,果たしてそんな日は訪れるのでしょうか。

 

では。

2025高校入試志望者動向

こんにちは。

 

以前の記事で,道コンの高校別の志望者数について触れたことが何度かあります。

本日,道コンさんより志望者動向をまとめた資料をいただきましたので,2025入試の倍率予想について,いくつか書きたいと思います。

 

8月の道コンで,藻岩高校の志望者が少なかったと書きましたが,数回の模試の道コンさんの集計だと,ほぼ例年通りのようです。以前の記事の内容を訂正し,藻岩高校は今年と同程度の倍率になる見込みが高いことをお伝えいたします。(藻岩高校2024倍率1.35倍)

 

このときの記事で触れた月寒と北広島はやはり志望者が多く,とくに月寒は高倍率の争いになりそうです。また,新川の志望者が少ないのも同様です。(月寒1.48倍,北広島1.16倍,新川1.28倍)

 

ほかに,以前の記事で触れた札幌旭丘・数理データサイエンスは志望者が少なく,定員割れする可能性が低くないでしょう。

 

また,札幌東も志望者が多いのですが,2024倍率が1.36倍と例年より低かった影響で,例年通りの1.4~1.5倍くらいの争いになると思われます。

 

データの性質上,詳細な数値は載せられません。お通いの塾さんなどにお問い合わせいただくと,詳細な数値を教えてくださることと思います。加えて,大まかな志望者動向ですので,本番の倍率がこの傾向どおりになるとも限りません。

 

倍率は誰しも気になるものですが,しっかりとご自分で点数を取れば合格します。

こうした情報に一喜一憂せずに,日々の勉強をがんばってください。

 

では。