こんにちは。
先週末に,2020年入試の札幌開成中の倍率が発表になりました。
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/sidou/shutuganjoukyou.html
令和2年度入学者選考出願状況
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/sidou/documents/02_shutsugan.pdf
男子
3.8倍(2019年は3.9倍)
女子
3.6倍(2019年は3.4倍)
となっています。
全体の志望者数ですが,
733(2018年)→590(2019年)→593(2020年)となっており,高倍率だったのがどんどんと下がってきて,4倍弱くらいの倍率で落ち着いたのでしょう。
2021年入試も,おそらく4倍弱の倍率で変わらないと思います。
しっかりと対策して,確かな実力があれば,運に左右されずに確実に合格できる入試になったと思います。
ただし,2022年入試(現小学4年生)は大きく様変わりする可能性があります。
2021年に1期生が大学入試を迎えます。その進学実績が出てからの最初の入試になるからです。
進学実績が華々しいものであれば,倍率が跳ね上がる可能性が高いですし,逆に,残念な実績しか出ないのであれば,全員が一次試験を通過できるような低倍率の入試になってもおかしくありません。
さて,どうなるのでしょうか?
先日,マラソンに参加した知人がこのようなことをおっしゃっていました。
「練習は裏切らないというけれど,ある意味で,練習不足も裏切らない。」と。
札幌開成中に限らず,公立中高一貫校の入試では,運に左右される,実力通りの結果にならないと,世間ではおっしゃる方も多いです。
しかし,ほとんどは実力通りに合否が出ています。まさに,練習や努力は裏切らないですし,その逆も真なりです。
実力通りにならないという誤解が生じるのは,私立向けの模擬試験であるとか,合否判定に適さないものを用いて受験結果を分析するからでしょう。
一定以上の力があれば,確実に合格できるというのは確かです。また,一定以上の力がないと,絶対に合格できないというのも確かでしょう。練習不足も裏切りません。
札幌開成中の場合には,グループ活動によって救われて,学力が不足していも合格するケースはありますが,それでも,一次試験は学力で通過する必要がありますし,そんな形で合格される方もごくわずかでしょう。
入試まであと1か月と少しです。
今から一番力を入れるべきは過去問演習です。しっかりと努力すれば,成績が足りていない方でも逆転できる可能性はあります。練習は裏切りません。
では。