こんにちは。
春期講習も大方が終わり,本日は中学3年生の模擬試験を実施しております。
世の中は大変なことになっていますね。
いろいろと心配なことは多いですし,一日も早い収束を願っておりますが,学習についての不安にしぼって書きたいと思います。
東京都や大阪府などでは,公立の学校の休校期間が延長になるようです。
ここ札幌市では,4月から新学期がスタートすることになりましたが,ほっとするとともに,一抹の不安もあります。
さて,一部の地域では,まるまる2か月分もの学校の勉強の空白が生じます。
この2か月間をどう過ごしたかが(これから変えられるのはあと1か月だけです)1年後の受験の成否を分けることにもなりそうです。
やろうと思えばいくらでも勉強できますし,さぼりつづけることも可能な期間です。ものすごく大きな差がつくことでしょう。
明日からは,このことについても今までたくさんの記事を書いてきましたが,勉強のやり方について改めて書いていこうと思います。とくに,休校になる地域の方々は参考になさって下さい。
一番心配なのは,大学受験を控えた高校3年生です。
高校入試であれば,普通は都道府県単位で行われますので,全員が等しく休校だったと条件がそろうことが多いでしょう。
しかし,大学入試であれば,地域によって事情は異なります。
とくに,カリキュラムを詰め込んで入試を目指している「高校から入学した方」,公立高校の方の理科科目,社会科目の進度の遅れが心配です。
ある程度は,自学で予習していくことも必要になるでしょう。
塾や予備校の授業も開けなくなる可能性もあります。
教科書と参考書を手に取りながら,自分で考えて理解しつつ進める必要があるのが予習というものです。
不便さ,公立の悪さを感じる方が多いと思いますが,そうやって苦労して理解しなければ得られないものもあることは事実です。
私は高校3年生になったときのことです。それまでは,日本史の進度が遅いことを気にしつつも,どうにかなるのだろうと具体的に行動を起こさずにいました。
高校3年生になって新しい先生がやってくると,開口一番「このままでは範囲が終わりません。要点だけかいつまんで範囲を終わらせるので,授業だけでは入試に対応できません。必要な人は自分で勉強してください。」とおっしゃいました。
それまでに教科書は4分の1しか終わっていませんでした。
それであせってどんどん予習をしながら学習を進めました。
1点,間違えだったと反省をしているのは,目指していたのは国立大学で,論述形式の入試であるのに,私立大学に向いているような知識や用語を暗記することに重点を置いて勉強したことです。一言でいえば,何も知らなかったのです。
勉強のやり方,その際の注意点など,信頼のできる方から簡単なアドバイスをもらうことも有効であると思います。
では。
がんばってください。