こんにちは。
東京の都立高校では夏休みを大幅に短縮し,冬休みも短くするそうです。
休校にともなって授業時間を確保するためですね。
他の地域でも,中学校や小学校でも,同様の対応になるところは多いでしょう。札幌市や北海道ではどのようにするかまだ発表はありませんが,夏休みも冬休みも大幅に短縮される可能性が高いと思います。とくに北海道の夏は(本州と比較して)涼しいです。夏休みに授業をしても問題なかろうと判断される可能性は高いと思います。
夏休みがなくなることで,代わりに学校の勉強は進むのですが,弊害も大きいでしょう。
先日も書きましたが,1つには精神面のケアができるかどうか。夏休みがなくなると,多大なストレスがかかることでしょう。
もう1つは,塾や予備校の夏期講習に参加できないことです。講習会自体を開かない塾もあるでしょうし,仮に開かれたとしても,授業数はかなり少ないものになるでしょう。
長期休みというのは,全範囲を復習することもできますし,弱点を克服して基礎固めすることもできます。そのために塾・予備校を利用される方も多いものです。
その機会がなくなってしまうということです。
今までは部活をがんばっていました。夏休みからは勉強一本にします。
と,夏期講習から塾に通い出す中学3年生も少なくありません。なかには,夏休みから1日15時間の勉強をはじめ,成績を飛躍的に上げ,トップ校に手が届いた方もいらっしゃいます。
そうした追い込みもできなくなるかもしれません。
対策としてできることは「計画的に復習をしていく」ことだけです。
また,今から勉強時間を増やしていくことも必要かもしれません。
3年分の復習の計画を立てましょう。そして,たとえば日曜日は「復習」の日にすると決めて,1つずつこなしていきましょう。
こちらの教室でも,本来は日曜日はお休みなのです,5月からは日曜日に補習を実施しています。とくに受験生に対して,1つずつ復習単元を進めてもらうためですね。
また,こうした時期でもあり,お困りの方も多いでしょうから,ボランティアのような形で,一般の方向けに日曜日に学習支援を行おうかとも考えております。
「夏休みに追い込みをかけるぞ」
が,今年はできません。3月~5月の休校期間にがんばった方は貯金があるでしょう。何度かお話しましたが,この期間の重要性はなんとなくご理解いただけるかと思います。
今日からでもはじめてみるといいと思います。
今年の受験生は,例年以上に「時間の確保」の勝負になりそうです。
では。