こんにちは。
北海道では,2021年公立高校入試(現中学3年生向け)の出題範囲が大幅に削減されました。
以前の記事にも書いています。
この中でも「追記」して触れたことですが,私立高校入試の出題範囲はどうなるのでしょうか。
範囲削減から10日ほどたち,私立高校でも対応を決めたと考え,昨日,私立高校に電話をして聞いてみました。
札幌第一高校さんと札幌光星高校さんの2校に伺ったのですが,公立高校の出題範囲に準じて入試問題を作成するそうです。
全部の私立高校には聞けませんし,受験される学校からの正式な発表で確認をしていただきたいのですが,おそらく道内のすべての私立高校が同様の対応をすることでしょう。
仮に,一校だけが「うちは全範囲から出題します」と宣言したとすると,混乱も招くでしょうし,その学校の受験者も大幅に減るでしょう。したがって,しっかりとみなさんそれぞれで確認をしてほしいですが,範囲が削減される考えて間違いないと思います。
以前にも警鐘を鳴らしたことですが,以下の点に注意をしてください。
入試に出ない範囲もしっかりと勉強する必要があります。大学入試に向けて必要だからです。とくに数学の「相似」,「円周角」,「三平方の定理」と英語の「関係代名詞」は,これがわからない高校の勉強がまったく理解できないほど重要です。
また,他の都府県ではここまで大幅には範囲が削られていないようです。みなさんが入試に出ないからとおろそかにした範囲についてもしっかりと勉強している同学年の子たちがいるのです。大学入試では,その方たちと戦うことになります。さらには中高一貫校の子たちの中にはすでに高校の勉強をはじめている方も少なくありません。
高校入学後は,道外のライバルたちからかなり遅れた位置からのスタートなるのです。
ほかに,これは各中学校の進度にもよりますが,入試に出ない範囲でも,定期テストの範囲には入ってくるでしょう。
とくに今年はコロナの影響でいつまた休校になるかわかりません。日々の提出物や小テストなど,日々の学習が内申点に与える影響は大きいでしょう。入試範囲が終わっても,その後の学校の勉強を手抜くことはできませんね。
大切なのは間近の高校入試だけではなく,もっと先を見すえて勉強することでしょう。
ぜひ,がんばってください。
では。