志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

安全に入試は実施できるのか?

こんにちは。

 

今日から札幌市では中学入試がスタートしました。

北海道ではコロナがある程度抑えられています。無事に入試が実施できて,ほっと一安心しております。

あとは,子どもたちのがんばりを期待して結果を待つのみです。

 

全国的にコロナ感染が爆発的に広がっているようです。とくに関東の状況が深刻です。中部や九州,関西もかなりひどいです。

文科大臣は入試は決行すると明言されていますが,かわいそうなことが起きなければいいなと心配しております。

 

高校入試と大学入試の場合には,推薦などで一発で決まる場合は別として,多くの方が複数回の入学試験を受けます。

 

高校入試であれば,まずは私立高校の入試(滑り止めの方が多いでしょう)があり,その2週間程度あとに公立高校の入試があります。

大学入試であれば,1/16,17の共通テストがあり,2月の頭からは私立大学の入試が最盛期となり,2月末には国立大学の入試があります。

 

大学入試であれば,共通テストでコロナに感染して,私立大学の入試を受けられなくなるとか,共通テストで感染した無症状の方が原因で,私大入試でクラスターが発生するとか,私大入試で感染して国立大を受けられなくなるとか,…さまざまな事態が考えられます。

 

高校入試だと,滑り止めの私立入試で感染して,公立入試が受けられないというのが最悪の事態でしょうか。

 

教育委員会や高校,大学などでは,追試の機会を設けるであるとか,書類や共通テストの結果のみで合否を決めるであるとか,救済措置を発表しているところも多いようです。しかし,それが本当に機能するのかどうか疑問でもあります。

たとえば追試であれば,追試までに回復する保証もないですし,十分な勉強もできず,後遺症がある中で試験を受けざるを得ないことにもなりかねません。

 

今からでも可能なものは入試を中止したほうがいいと思っています。

私立高校の入試だと,内申点さえ取れていればほぼ必ず合格するようなものが大多数です。

推薦のような形式の私立入試だと,試験が面接のみで,内申点を満たして出願した時点で合格が内定しているようなものもあります。

これらの入試は,リスクを冒してまで実施する価値はあるのでしょうか。

 

最後は自分自身の免疫力と運,できる限りの対策で,感染しないようにするしかないのでしょう。免疫力が落ちぬように体調はしっかりと管理したいですね。

 

すべての受験生たちが安全に試験を受けられることを願っています。

そして悲しい出来事が起こらないように祈っております。

 

では。