こんにちは。
もうすぐ夏期講習です。とくに受験生の方にとっては,大切でもあり大変でもある夏を迎えます。やった分だけ結果となって返ってきますので,目指すものがあってがんばりたい方は,精一杯取り組んでみてください。
夏期講習ではじめて塾に行く方も少なくないと思います。
学習塾の効用の一つに,普段とは異なる先生から学べることが挙げられるでしょう。
中1の冬休み,私があまりに勉強をしないことから,半ば強制的に冬期講習に参加させられました。
やる気もそんなにありませんので,役立ったかと言われれば,そこそこは得るものがあったのですが,成績は上がりませんでした。何も身につかなかったということでしょう。
ただ,1つだけ大きなものを得た記憶があります。
当時,英語がすごく苦手だったのですが,学校の先生とはちがって塾の先生は文法をしっかりと教えてくれたので,要約すれば,どうやら自分は文法というものがわかっていないようだと気がつけたことです。
もっと漠然と,英語にルールらしきものがあるなあ,それがごっちゃになっているなあ,これがわかればできるようになるかも知れないなあ,くらいに感じていました。
さらに衝撃的なことを書くと,日本語の文法と英語の文法は違うんだ,英語には英語のルールがあるんだと,そこではじめて気がついた記憶があります。
しかし,そもそもわかっていないわけですし,家で予習・復習をするわけでもないですから,教わった英文法も理解できず,身につくはずもありません。
冬期講習の代金は3万円でした。決して安くはありません。
ただ,それ1つだけでも行ってよかったと思っています。
このままではまずかろうと,英語を少しは勉強するようになったのが中学2年生になったときのことです。
予習でノートに本分を写して全訳し,復習では教科書の音読をし,少しは練習問題も解いたでしょうか。
英語がそもそも基本からわかっていないので,はじめのうちはとくに予習は苦労しました。しかし,そうこう悪戦苦闘しているうちに,英語にはbe動詞の文と一般動詞の文があるなあ,それぞれに決まった疑問文,否定文の作り方があるなあ,などと文法が整理された形で理解できるようになっていきました。
のちに英語も高いレベルでできるようになります。
別の先生の授業では,教え方,解き方,視点などが異なっています。
さまざまな角度から眺めることによって,風景が一変するようなきっかけがつかめることもあります。
みなさまにも,良き出会いがあることを願っております。
では。