志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

過去問は新しいものから

こんにちは。

 

札幌でも北海道全体でもコロナ感染者が少しずつ増えだしてきました。

また大変なことにならなければいいなあと,祈ることと自分自身がしっかり対策を行うことしかできないのですが,注意してニュースを見ています。

この分だと,年明けの受験期にもコロナによる混乱は起きそうですね。

どんなにできる方でも受けに行かないことには合格しません。まずはご自身の感染対策を徹底することが大切ですね。

 

さて,そろそろ過去問演習の時期です。

東京都だと,11月の定期テストの結果で入試に使用する内申点は確定しますので,テスト後は完全に入試対策となります。

北海道でも,冬休み明けの学年末テストはあるものの,新出単元の範囲が狭く,また多くの学校では3年間の全範囲からの出題もあるため,やはり入試対策に軸足を移すことになります。

 

毎年書いていることですが,過去問は必ず新しいものからやってください。

特別な事情がない限りは,古いほうから行うというのは完全な間違いです。

過去問というのは入試に向けても最良の教材です。当然ですが新しいものほどその価値は高いです。価値の高いものから順に仕上げていくのは学習効果を考えれば当然のことでしょう。

 

また,過去問はよく復習し,2周目も,場合によっては3周目も解いてください。

過去問を行うことで,その志望校の問題に対応する力が急激に伸びる場合があります。目標に成績が届いていない方でも,過去問を徹底したおかげで本番では合格点を取れることも少なくありません。

 

しかし,今年の北海道の場合には,少し困ったことがあります。

今年の3年生から入試形式が変更となるため,来年度入試とまったく同じ形式の過去問は存在していません。

普通はこうしたときには,主催者側から事前に「例題」のようなものが公開されるのですが,今のところ北海道教育委員会からはそのように発表はありませんし,この時期になっても公開されないということは,そのつもりがないのだろうと思います。

 

今までのものと問題については大きく変わらないでしょうから,過去問をやる必要があることには変わりません。

ただし,もう1つの困った問題は,2022年入試から試験時間が50分に変更になることです。50分という試験時間に慣れる練習は必要でしょう。

模擬試験は50分で実施されていますので,こちらも練習になっています。

他には,たとえば東京都の高校入試の過去問を解いてみるといいでしょう。こちらの試験時間は50分ですので,形式はマークシートで異なりますが,時間に慣れることはできるはずです。また,良くも悪くも全国の入試問題は東京都が新傾向を先取りしていて,それが他道府県にも波及していくようなところがあります。思考力を使う問題の練習にもなるでしょう。

 

最後に,学校側が正答を公表していない場合には,過去問集の解答が間違えていることが頻繁にあります。記述問題などは自分で○・×を判断できない場合もあります。

信頼できる先生方と相談しながら進めることが必要ですね。学習塾の先生であれば,過去問を採点してくださるでしょう。そういうところが授業以上に塾の価値のあるところですね。

 

では。