志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

仏像にもごあいさつ

こんにちは。

 

昨日は,法隆寺展にも行ってきました。

行ってから気がついたのですが,国宝の『天寿国繡帳』が展示されています。こちらは9月中のみの展示だそうです。ご覧になりたい方はお早めにどうぞ。

 

中宮寺ホームページ「天寿国繡帳」

http://www.chuguji.jp/oldest-embroidery/

 

さて,博物館であるとか寺社仏閣の展示室に行ったとき,たくさんの仏像や仏画を目にします。それはそれはすばらしい「美術品」でもあるのですが,同時に「神仏」でもありますし,後者の要素のほうが本来のものでしょう。

私はこうした仏像や仏画を見るときに,必ず手を合わせるようにしています。「拝見」するの文字通りに拝んでいます。

しかし,いろいろな博物館に行ったことがあるものの,同じように手を合わせている方は滅多に見ることはありません。感覚みたいなものが大きく異なるのでしょうね。

 

同じ仏像でも,有名観光地となっている寺院の本堂に安置されているご本尊様であれば,みなさん拝むはずです。

少したとえはおかしいかもしれませんが,アイドルの握手会に行ったとしたら,無言で握手だけするのではなく,ふつうは声をかけるでしょう。こんにちはと,自分の順番がきたときにあいさつもするかと思います。

どなたかと対面してあいさつする,それに近い間隔で,私は仏像にも手を合わせています。神仏を前にして,無言でジロジロと眺めて去って行くなど,失礼極まりないこととも思えます。

 

書いていて考えが整理されてもきましたが,やはり,手を合わせる自分のほうが,良識的な考え方をしているように感じます。いかがなものでしょうかね。

 

では。