こんにちは。
昨日,一橋大学から令和7年(2025年)の入試の変更点について発表がありました。
一橋大学ホームページ「予告】平成30年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度一橋大学入学者選抜における出題教科・科目 等について」
https://juken.hit-u.ac.jp/admission/info/henkou.html
pdfへのリンク
https://juken.hit-u.ac.jp/admission/info/files/R7senbatsu_yokoku.pdf
一言でいうと,「二次試験のリスニング試験をなくします」ということです。
2025年入試からですので,対象は新高校2年生からになります。
現在の英語教育の潮流では,「読み」「書き」だけではなく,「話す」「聞く」力も重視されています。それに逆行してのリスニング試験の廃止となります。
ちょっとおかしなことになっていると感じますね。
一橋ですが,社会科科目の問題で,よく言えば特色のある,悪くいえば教科書の範囲を逸脱した悪問が出題されることで知られています。
おそらくですが,問題を作成する担当者が足りず,作成者の専門分野からしか出題できないことが原因でしょう。そのため,似たような問題が短いスパンで繰り返し出題されたり,教官の退官にともなって特定分野の出題が消滅したりします。
社会科科目以外でも,似たような状況なのかもしれません。
問題を作る余裕がない,というのが正直なところのような気がしています。
かなり前から,一橋,東工大,東京外国語大,東京医科歯科大を統合しようという動きがあります。その中で,東工大と医科歯科大が統合することが決まりました。早ければ2024年に東京科学大学がスタートします。
将来,一橋も東京科学大に加わる可能性はあるでしょう。入試問題の作成に支障がある点が,大学の問題点を物語っているように思われます。文系学部しかなく,国際競争力に課題があるでしょう。
理系学部も備えた総合大学として生まれ変わるほうが,将来性は高くなり,大学への評価も上がるとも考えられます。
もしも一橋を目指す方がいらっしゃれば,大学が消滅する(一橋という名前がなくなる)可能性は考慮すべきなのかもしれません。
こんなことを書いてはいますが,母校の名前が残ってほしいという願いはありますので。
では。