こんにちは。
本当は仕事をしなければならないのですが,来る前に書店で『将棋世界』という雑誌を購入してきたため,しばらく没頭して読んでいました。
たぶん発行部数2万部くらいの将棋の専門雑誌で,全国的には毎月3日に発売されますが,北海道だと5日の発売となります。
今月号の特集記事の中で,将棋の藤井聡太七冠のライバルと知られるあるトップ棋士が,ご自身がASD(自閉症スペクトラム)であることを告白なさっています。
いろいろと思うところはありますが,正しく意図が伝わらない可能性がありますので,多くは書かないことにします。
記事の中から,このような言葉だけを引用したいと思います。
「そういうマイノリティにももう少し寛容な社会になればいいなとは思っています。」
「そういう方たち(ASD傾向のある方たち…筆者の補足)の希望というと話が大きくなってしまいますが,指針や目標になればいいなと思っています。」
たくさんの子どもたちと接していると,困難を抱えている方や,困難があってもそれに気がつかないまま苦労だけしている方に出会うことも少なくありません。
同時に,社会が受け入れる体制が十分に整っていないのも事実でしょう。
ですので,引用した言葉は,私の想いとも共通するものでありますし,トップ棋士の方の勇気ある告白に感謝し賞賛する気持ちです。
私自身は,いわゆる発達障害ではありませんが,化学物質過敏症という病気のために日常生活に支障をきたしています。その意味では障害者です。
言葉だけが独り歩きしている印象ですが,共生社会,ダイバーシティが一日も早く実現することを願っております。
現在では,障害者差別解消法により,民間の事業者,たとえば学習塾にも合理的配慮が義務付けられています。学校でも塾でも,すべての人が学びやすい環境が整い,自分にあった教育が受けられる社会になってほしいなとも願っております。
では。