こんにちは。
選挙のたびに書いていますが,選挙の報道を見ることは,生きた教材を使って政治分野の学習を行うことと同じです。
中3生のみなさんは,学校で学んだばかりの選挙のしくみや国会のはたらきについて,現実社会ではどのようになっているのか確認できるでしょうし,他の学年の方も,これから学習する内容についての予備知識が得られますので,意識的に少しだけニュースに時間を割いてみるといいでしょう。
また,今朝の新聞記事によると,小選挙区では北海道3区の有権者数がもっとも多く,したがって北海道3区の有権者の持つ一票の価値がもっとも低いそうです。
北海道3区は,札幌市の豊平区,清田区と白石区の一部です。有権者のみなさんは,もっと怒って声をあげてもいいのではないかと思います。
こうした視点からも,選挙について考えほしいものです。
日本をどうしていきたいか,自分にとってどのような社会が理想的か,そんなことを考えて,生徒たちには将来必ず選挙に行ってほしいなと願っております。
投票する人材に育てていくことは,教育に携わる大人としての責務だと考えています。
ちょっとだけ個人的な立場を書くと,増税した上で,教育予算を大きく増やすことが必要だ思っているのですが,そんな主張の政党はありません。教育への投資は,国の潜在成長率を大きく高めます。しかし,理解が得られにくいのでしょうね。
今回も,選挙カーで教室に迷惑をかけた政党を除外していって,生き残ったところに投票するかもしれません。罰則はありませんが,学校や病院の前ではマイクを切ることが,公職選挙法に努力義務として定められています。ルールやマナーを守れないのであれば,法という国家のルールを定める国会議員として,ふさわしいとは思えませんので。
では。