元志学ゼミナール塾長のブログ

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札幌開成中の内申点を考える

こんにちは。

 

本日,札幌開成中の合格発表があります。

どのような結果になったとしても,前を向いてすばらしい中学校生活となっていくことを願っております。

 

さて,以前にも書いたことがありますが,札幌開成中の入試の選考基準の不透明さについて書きたいと思います。

 

過去記事「札幌開成入試の不透明さ」

https://shigakuseminar.hatenablog.jp/entry/2024/11/11/133716

 

ただし,多くのことはブラックボックスです。推測で書いている部分が大きいことをご承知おきください。今回は内申点について考えてみます。

 

一次試験だと

「出願理由等説明書」,「児童の状況調査(いわゆる内申点)」,「適性検査ⅠおよびⅡの結果」を用いて合否を判定するとあり,これは公表された事実です。

 

ここからは推測ですが,「出願理由等説明書」を点数化しようがない,みんなしっかり書くので差がつかないと考えると,内申点と適性検査で合否が判定されるでしょう。

 

二次試験だと

「出願理由等説明書及び児童の状況調査」と「適性検査Ⅰ(もしくは適性検査Ⅱかぐループ活動)」の結果を同等とみなして決定するとあり,これも公表されています。

 

ほかに,「出願理由等説明書及び児童の状況調査」「適性検査Ⅰ」「適性検査Ⅱ」「グループ活動」の4つの結果を同等とみなして決定する基準もあります。

 

同様に出願理由等説明書がほぼ無意味と考えるなら,50%もしくは25%は内申点だと推測されます。

 

ここからは内申点の付け方の推測です。

内申点についてどのように点数化しているかわかりませんが,実は東京都内の公立中高一貫校だと,ある程度透明性が確保された入試になっていて,内申点の付け方も非公表であるもののだいたいはわかっています。

小学校の通知表には観点別の評価があり「大変よい」「よい」「もう少し」の3段階評価になっています。科目ごとに「大変よい」が多ければその科目の評定は「3」,「よい」のほうが多ければその科目の評定は「2」と決めているようです。

これで内申点を点数化し,公表されている傾斜配点に換算して,当日点と合算して得点が高い順に合格します。

かつて,受け持っていた生徒さんの得点開示の記録,通知表の記録と突き合わせ検証していましたが,「大変よい」と「よい」が同数の場合がよくわからないという以外は,この通りの合否結果になっていました。

 

さて,札幌開成の話に戻ります。札幌開成でも同じように内申点を得点化しているとしたら,「オール3」の受検生と「オール2」の受検生とで,100点満点で約33差がつくことになります。

 

一次試験で「内申」:「当日点」が1:1だとしたら,適性検査の200点満点で考えたとき,「オール3」だと「100~120点」で通過するところ,「オール2」だと「166~186点」が必要となります。

「内申」:「適性Ⅰ」:「適性Ⅱ」が1:1:1だとしても,「オール3」の子と比べて「オール2」の子は33点合格ラインが上がることになります。

入試要項の書き方からすると,前者のほうが可能性が高いとも考えられます。

 

二次試験でも,内申が50%影響する3つの選考方法なら100点満点で33点,25%影響する方法なら300点満点で33点高い得点が必要ということになります。

 

実際はどうなのでしょうかね。

きちんと点数化の方法や比率を公表し,透明性のあるみなが納得できる入試になってほしいものです。

 

私の推測の内容がある程度正しいとするなら,内申点が低いと札幌開成中は「ほぼノーチャンス」ということになります。

大手塾さんが,「内申点と得点開示を合算して合否結果を検証する」,「内申点の低い子でも合格した例があるかどうか調べる」などすると,ある程度のことはわかると思うのですが,こうしたデータが表に出てくることは期待できないでしょう。

模擬試験でも内申点を加味せず,得点のみで合否判定を出しているようですし,仮に「内申点が低いと合格しません」と公表したなら,内申点が低い子はあきらめてしまって塾に入らなくなるからです。

 

長くなりましたが,現行の制度のもとでがんばるしかないことも事実です。札幌開成中を目指すのであれば,小学校生活において勉強も学校内の活動もがんばる必要がありますね。

 

では。