こんにちは。
金曜日に,学力調査の結果が発表されました。
2021年と比較して,2024年は学力が大きく低下したそうです。
インターネットで,いろいろな方の意見を読んでいたのですが,点数だけを見て,短絡的に判断できるほど簡単な問題ではないようです。詳しくは書きませんが,2024年はタブレットでテストを行う方式に変わったそうで,一つの原因として,これが大きく影響しているという意見もありました。
【解説】子どもの学力が大幅低下なぜ 小6・中3の学力調査…スマホ・テレビゲーム使用は増加 保護者に要因も
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f23ade562dcbf528b7e82415f3b15bc46c3e283
これは確かだなと感じたことが1つあります。
中3の国数英の結果を比較すると,どれも点数は下がっているのですが,英語がもっとも大きく低下していることがわかります。2021年の中3(現大1世代)と2024年の中3(現高1世代)では,実は英語の教育に大きな違いがあります。現高2世代以降,小学校5年生から英語が教科化されているのです。
今回の学力調査の数値は,小学校から英語を教科化した制度変更がうまくいっていないことを,端的に示しているのではないでしょうか。
小学校の英語教育がうまくいっていないこと,小学校で何も身についていないのに,中学ではいきなりbe動詞の文,一般動詞の文,それぞれの疑問文と否定文が登場して,最初からたくさんの生徒さんがつまずくこと,…などは今までも何度か指摘いたしました。
中3の英語力低下は納得の結果です。
さらに言うと,「英語4技能重視」という10数年前からの文部科学省の方針がまちがえていたということだと思います。
「慣れればできるようになる」,したがって文法は軽視するという方針の下,早くから英語に慣れて親しもうとなり,小学校5年生から英語が教科化されたわけです。
しかし,実際には,慣れてできるようになる子など,一握りの天才を除いていなかったのでしょう。
これも何度か指摘していますが,すべての基礎は文法です。英文法をしっかりやらないと英語力は伸びません。

何度か貼った図をまた載せます。4技能の土台,基礎が文法です。
学力が低下してますよ,塾は必須ですよと,不安を煽るつもりもありませんし,必ずしも塾が必要だとも思っていませんが,英語だけは,中学入学前から,学校以外のところで,できれば文法を重視してくれるところで習っておく必要はあるでしょう。
英語の学習でもっとも大切なのは「文法」と「音読」です。
どうか文科省には,英語の教育方針を見直し,文法重視に回帰してほしいものです。
では。