こんにちは。
話題の学力の低下について,評価方法の変更,宿題やテストのやり方の変更などの影響を,それぞれの学校で考察すべきだろうなと考えております。
具体的に書いていきます。
数年前までは,年に3回の定期テストの点数が評価(内申点)に影響し,テストの実施に合わせて宿題が出されるという方式を,ほぼすべての中学校が採用していました。
(学校によって,定期テストの回数や実施時期は多少異なります。)
麹町中学校の取り組みも有名となり,風向きが変わったのが5年ほど前からです。
2学期制として,前期末,学年末の年2回の定期テストとするが,評価に与える影響は大きくない。ふだんからたくさん課題を出し,その提出状況,取組状況を評価する。さらに小テストを頻繁に実施し,小テストの得点が評価に大きく影響する。
(学校や先生によって,細部は異なりますが)大まかに言うとこのような形に変更する学校が増え,今では「旧方式」の学校がほとんどない印象です。
学力調査結果を比較した2021年と2024年の中3では,ほかにもタブレットの使用であるとか,グループワークやレポートの増加であるとか,いろいろと変更はあるものの,この評価方法の変更の影響も大きいと思います。
各学校,各先生によって,運用はまったく違ったでしょうから,それぞれ検証して,今後に生かしてほしいものです。
さて,本日もっとも言いたいことがこちらです。
「新方式」を取っていた中学校で,生き詰まりや現場の限界を感じます。それにともない,生徒たちの学習にも悪影響があるように感じています。
小テストと課題を増やしたら,先生方の仕事量が大幅に増え,さらに働き方改革の影響で残業を減らしなさい,業務を減らしなさいと指示もあるようで,1年ほど前から宿題が大幅に減っていることを感じます。
「新方式」の肝は,こまめに宿題・課題を出して勉強させることです。これが機能しなくなっているところがあると感じています。小テストが少ないなあ,という先生も少なくありません。
「新方式」にはしたものの,理想通りに運用できず,うまく効果が発揮されていない中学校もあるのかもしれません。
いっそのこと,「旧方式」に戻せばいいと思うのですが,それもできず,中途半端なままで「新方式」が運用されていることもあるわけです。
つまり,お子さまの状況によっては,学校のテストや課題の有無にかかわらず,ふだんからこつこつ勉強を進めないと学力が身につかないこともあるでしょう。
警鐘を鳴らして,今日は終わりにします。
では。