こんにちは。
昨日,本について書いたのですが,実は,ある尊敬する方にアドバイスをいただき,夏休みに読書感想文のための講座を開いてみようと思っています。
そもそも私もそうなのですが,学校教育において,作文であるとか,読書感想文であるとか,そうしたものの書き方を習うことはないでしょう。
それなのに,「宿題」として,はい,書いてきなさい,と言われるわけです。
苦手な子が多いのもうなずけます。
このあたりはいろいろな意見があるでしょうし,そもそもそんなにたくさん本を読まないという子も多いかもしれませんが,「よし,〇〇を読んで,この本について感想文を書こう」と,本を読む前に,最初に題材となる作品を決めてしまうこと(ほとんどの方はそのような決め方だと思います)が,作文を嫌いにしている原因なのではないかと思っています。
3冊か4冊くらい本を読んで,その中から,これは感動した,これについて書きたいという作品を選んだほうが,断然良い作文が書けるでしょうし,苦労もなくすらすらと書けるようにも思います。
何なら,今までに読んだことのある本の中から題材を選んでも構わないと思います。ただし,読み返す必要はあるでしょう。読むのが2回目(場合によっては3回目,4回目)になるわけですから,より深く作品について理解することにもつながりますね。
私自身も高校1年生のときに,過去に読んだことのある作品をもう一度読み直し,それについて読書感想文を書きました。数学だとか英語だとか他の勉強に時間を費やしたかったので,この宿題にはあまり時間をかけたくないという事情があったでそうしたのですが…。
先生がカッとなってこういう評価になったのでしょうね。ほろ苦い思い出です。
では。