志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

勝てないと思ったら負け

こんにちは。

「消えた天才~超一流が勝てなかった人 大追跡~」というテレビ番組があります。
超一流のアスリートであるとか,将棋の羽生善治先生のような芸事で頂点を極めた人であるとか,
そういった方々が若いころや幼いころに勝てなかった「天才」のその後を取材する番組です。

その「天才」を知っている方はほとんどおらず,
その競技の表舞台に多くは立つことがなかった人たちを取材します。

これを見ていて考えたことですが,
栄光を極めた「超一流」の方たちは,その消えた「天才」に,後には勝ったわけです。
それは,あきらめずに努力をつづけたからに他なりません。
「絶対に勝てない。」とあきらめることはなかったわけです。

受験についても同じようなことが当てはまる場合があると考えました。
こういうタイプの受験生が少なからずいます。
トップの学校を目指しているけれど,自信がなくて自分を卑下するようなタイプに多いですね。
「同じ学校を受ける○○は天才だから,あいつには絶対に勝てない。」
「自分は天才の○○とは違う。同じようにできるようにはならないんだ。」

トップの学校を目指すと,信じられないくらいできるよう子たちもそこを受けます。
それより上がないから当然といえば当然ですね。
ただ,そういう天才たちに勝てないからといって,それは自分が努力をしない理由や,
勝つことをあきらめる正当な理由にはなりませんね。
いつか勝ために努力はつづけないといけないわけです。

上記のような考え方の子は,受験もうまくいかない場合が多いです。
もちろん,大天才ではないので,(それでもトップ校を受けるくらいですからものすごくできます)
絶対に安全圏という学力ではないのですが,同程度の学力の子と比べても分が悪い気がします。

合格した後のことを考えると,合格したみんなで机を並べて勉強するわけです。
自分は○○より劣っている,そんな考えでは高校での勉強が上手くいかない可能性が高いかもしれませんね。
仮に,別の高校に進学したとしても,大学受験では同じ土俵で戦うことになるかもしれません。

つまり,今は勝てなくても,いつかは…という気持ちがないと,その後の人生が上手くいかないかもしれないということです。

もしも,「あいつには勝てない。」と,ご自分に自信が持てない方がいましたら,
自分の持っているもので,その方にも,誰にも負けない部分を探してみてください。
きっとあるはずです。そしてそれが勝てないと思う相手からも認められているはずです。
そうやって,自分の強みを生かして努力しつづけると,いつかは勝てる日が来るかもしれません。

では。
がんばってください。