志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

そろそろ定期テストです

こんにちは。

 

今日から通常営業に戻っております。

さて,学校も通常通りに戻るわけですが,6月にテストがあるところも少なくないでしょう。

テストまでそろそろ1か月となります。ちょっとずつテストを意識した勉強が必要となります。

 

中学3年生のみなさんは,5月~6月に修学旅行がないでしょうか。

勉強できない期間がありますので,思った以上にテストまでの日数は少ないと考えてください。

 

中学1年生のみなさんにとっては,はじめての定期テストとなります。

4月に各教科のワークブックを購入したことと思います。やるように予告されていなかった方が多いと思いますが,テストに合わせてワークが宿題となり,提出する必要が出てくると予想されます。

少しずつワークに手を付けましょう。きれいに解いて丁寧に○つけをしてください。提出するものですので,「見せる」ために解くという一面があります。内申点を取るために作業するという側面は現行制度の矛盾ではあるのですが,目標があるのであれば,条件下でがんばるしかありませんね。

 

また,中学1年生の方は,英語がわからずにいきなりつまずいている方も多いでしょう。今から,英語だけでも学習塾に通うといいかもしれません。文法を整理して理解することで,つまずきが解消されるかもしれません。

 

では。

GWでお休みです

こんにちは。

 

ブログをあまり更新していませんが,GWのため,基本的にはお休みで,授業をなしにしております。

カーペットや椅子のクリーニングをしたりと,のんびり過ごしております。

ほかに,受験生で希望する方には補習を実施しております。お休みの日にがんばることで,ライバルと差がついていくでしょう。

 

昨日は午前中はエアコンの設置工事でした。

これで猛暑も快適に過ごせるでしょう。

 

かつて,夏休み中はこんな案内をしていました。

朝9時にお昼ご飯を用意して教室に来てください。夕方の授業まで勉強していてください,と。

これで1日8時間程度の学習時間は確保できることになります。

 

しかし,教室が暑いため,近年では夏期講習中にこうした呼びかけをしていませんでした。

今年の夏からは,がんばりたい方は一日中快適に勉強できることになります。

お昼からの時間は「質問タイム」として2時間程度の私の空き時間を作っていますが,暑い盛りのお昼過ぎも,涼しい中で勉強ができるでしょう。

 

努力するのは受験生のみなさん,私は少しだけそのサポートをするに過ぎないのですが,よりよい環境が整えられたことには満足しております。

 

では。

辞書を引きたい年齢に

こんにちは。

 

古本屋で100円だったので,『泥の河』と『螢川』(いずれも宮本輝著)が収録された文庫本を買ってきて読んでいます。

中3か高1のときに読んだと思われ,数十年ぶりに読み直しているわけです。

 

見たことがないようなきれいな表現,難しい単語などにたくさん出会います。単語に関しては,熟語であれば漢字から意味が推察できますので,当時は辞書を引かずに読んだのだろうなと,当時のことを想像しました。

 

次のように書かれた箇所もありました。

「落ちん手形を百も承知で、あいつは割ってくれる」

これも当時の自分は意味が分からず,ただ文脈から判断して「金を工面してくれる」という意味だろうなと推察し,調べることなしに読み進めたと考えられます。

「○月○日までに○○円支払います。」と約束したものが手形で,日本の商習慣として手形でお金を支払うことがありました。今でも建築業などでは残っているかと思います。「手形が落ちない」とは,期日になっても入金がない状態のことで,「割る」とは,「割り引く」ともいい,期日前の手形を額面の金額よりも値引いて売買することです。

 

こんなことを知ったのは大学時代です。経済史の講義で,関東大震災後の混乱について学んだときに知ったと思います。

だから,中学か高校生の自分が知らなかったとも,はっきりわかるのです。

 

逆に,中3の夏休みに読んだ『罪と罰』に関しては,翻訳が古臭かったこともあり,「後生だから」とか「憤慨した」とか,わからない単語を辞書で調べながら読んだ記憶があります。

どうして辞書を引いたのかというと,単に,何度も出てきたからでしょう。

 

しかし,昨日,本を読みながら考えました。些細な単語でも,辞書を引きながら丁寧に読むと,作品への理解が深まり,より表現が美しいと感じられ,さらに文芸作品に没入できるのではないと。

なんだかもったいないことをしてきたような気もしますが,たくさん本を読んでいた時代ですので,これでよかったのだと思います。逆に今は歳をとったから,辞書を引こうという気持ちにもなれるのでしょう。

 

勧めるわけではありませんが,辞書を片手に丁寧に本を読むと,読解力は上がると思います。ただし,あくまで楽しんで本を読んでいるというのが大前提ですので,勘違いなさらないでください。

 

では。

最低限のマナー

こんにちは。

 

昨日,髪を切りました。バリカンでささっと坊主頭にしてもらっています。

さて,切ってもらっているとき,床屋さんに予約の電話が入りました。

電話の最後に店のご主人が「お名前は?」「はい,斎藤さんですね」と確認していたので,はじめてのお客さんなのかと思い,尋ねてみました。すると,いつもいらっしゃる若い方だそうで,それならなぜ名前を確認していたのかと,いぶかしく思いました。

 

「最近の若い人は,電話で名前を名のらないのだよねぇ」とのこと。

名前も言わずにいきなり用件を切り出すのだそうです。

 

最近でこそなくなりましたが,こちらの教室の電話番号を,以前はタピオカ屋さんが使っていたようです。たまに,そのタピオカ屋さんとまちがえて電話がかかってきていました。

インターネットか何かで調べてタピオカ屋さんに行った方が,あるはずの場所にはお店がなく,それで電話したのでしょう。

 

電話を取ると

「やってますか?」とか「営業してますか?」

などと,ぶっきらぼうに話し出す方がほとんどでした。

 

就職して電話取りの経験があるのであれば,最低限の電話のマナーはわかるでしょうし,そうでなくても,相手を確認したり,「タピオカ屋さんに行こうとしている者ですが」などと「名のったり」はできるのではないかと思います。

 

こちらも授業中で手が離せないこともあります。

あまりに失礼な方に対しては

「やってますか?」

「はい,やってますよ」

と答えて,電話を切ったこともありました。またすぐにかかってくると面倒なので,切ったあとは受話器を上げておくのですが,ちょっと大人気なかったかなと,反省しないでもありません。

 

では。

ニュースから学ぶこと

こんにちは。

 

「頂き女子りりちゃん」で知られる渡邊被告の裁判のニュースが報じられていました。

今後,控訴する可能性もあって判決が確定したわけではありませんが,第一審の地方裁判所での判決は「懲役9年・罰金800万円」の実刑判決でした。

 

さて,「りりちゃん」に関しては,実刑となったもののぼろ儲けしたのではないかと,誤解している方もいらっしゃるようなので,少しだけ書いてみたいと思います。

 

表面の金額だけ見ると,罰金800万円に対して,「詐欺マニュアル」の販売だけで2,000万円以上の売上があり,男性をだまして詐取した金額も1億円以上だそうで,ぼろ儲けと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし,今回のニュースで報じられたのは,刑事裁判の結果だけです。

詐欺被害に遭われた男性たちから,民事裁判で訴えられることは確実でしょう。民事裁判の結果として,詐取した金額に加えて精神的な苦痛を与えた賠償などが請求され,「りりちゃん」は出所後に多額の負債を抱える可能性が高いと思われます。

 

他に,渡邊被告は脱税による実刑ともなっています。所得を申告して納税することを一切行っていなかったようです。

かなりの金額の追徴課税もあることでしょう。

 

さらに,多額の負債を抱えるわけですが,犯罪行為を原因とするものですので,自己破産もできない可能性が高いと思われます。

 

事件の解説をしたいわけではなく,何が言いたいかというと,いろいろなニュースに関心をもってほしいのです。

中3の公民分野では,裁判所についても学習します。

ニュースを見て,何となくでかまいませんので裁判についての予備知識をもっていると,格段に授業が理解しやすくなるでしょう。また,楽しくもなると思います。

 

勉強とは,生活の一部のうち,大切そうなもの,役立ちそうなものを切り取って,学校で教わっているという側面があります。ふだんの生活の中で,勉強と関連するものにどれだけ触れているかで,自ずと成績にちがいはでてくるでしょう。

 

では。

3年前の正解

こんにちは。

 

2021年に書いた記事に,鳥の写真を載せました。

 

そのときの写真がこちらです。

(記事は「北極の方角が「北」」というものです。

https://shigakuseminar.hatenablog.jp/entry/2021/09/15/131152

 

この鳥ですが,ずっと翼を広げたまま動かないでいたので,もしかしたら怪我でもしているのではないかと心配していました。何という鳥なのだろうかと,疑問にも思っていました。

 

本日,国語の教材を作るために入試問題を呼んでいました。そこで「答」を発見して興奮しました。この鳥は「ウ」だそうです。漢字だと鵜ですね。

2023年の岡山県の入試問題でウについて書かれていました。ウは水に潜って魚を獲るのだそうですが,そのときに羽がびっしょりと濡れてしまうのだそうです。羽が濡れると飛べないため,潜ったあとにはこのようにじっと動かずに羽が乾くのを待つのだそうです。

名前がわかってすっきりしましたし,病気や怪我ではなかったと知って安心しました。

ちなみに出典は『キリンのひづめ,ヒトの指』(郡司芽久著)です。

 

ウは,誰もが名前を知っているような鳥のひとつでしょう。ところが,実際にウを見たこともなかったし,目にしてもウだとはわからなかったわけです。

まだまだ知らないことだらけですし,だからこそ日々新たな学びや発見もあります。そうした毎日を過ごせおり,人生や勉強は楽しいわけですね。

 

では。

桜が開花しました

こんにちは。

 

教室に来る途中,中島公園の桜が開花しているのを見つけました。

核果の木、ザイフリボクの画像のようです

核果の木の画像のようです

 

たぶん,来週の中頃が満開の見ごろだと思います。

GWには,盛りを過ぎてほとんど散ってしまっているかもしれません。

 

地球温暖化の影響なのでしょうが,年々桜が早くなっています。

5年前の5月1日から令和時代へと突入したわけですが,その年には本州の方々が「平成最後の花見」を楽しむ中,我々は「令和最初の花見」を楽しんでいたことを覚えています。

 

気温が30℃を超えることも,子どものころは滅多にありませんでした。

それが今では連日の真夏日となります。

 

冷房を設置するのもそんな状況に対応してのことですが,本当に地球がどうなってしまうのかと,心配にもなります。

 

では。