こんにちは。
こちらの教室の中学3年生のクラスでは,理科は「天体」を学び始めました。
11月のテストが終わってからは,入試に向けての問題演習に入れるでしょう。
コロナでの混乱も想定しながら進めていましたが,他の科目も順調に進んでいます。
この「天体」ですが,学校の授業がわかりにくいという声がもっとも多い単元の一つです。また,苦手としている生徒さんも少なくありません。
どんなものでもそうですが,原理を理解すればそんなには難しくないものです。
ただ,その原理がわかりにくい。
もしかすると,教える側でもよくわからないままごまかして教えている場合もあるかもしれません。それだと生徒さんが理解できようはずがありませんね。
天体を理解する上でもっとも大切な原理が,
「常に北極の方角が北になる」ということです。
図をかいて説明すればわかりやすいのですが,時間がないので載せられません。教科書にもそんな図が出ているので探してみるといいでしょう。
地球が自転して日の出が見られる位置にいるのであれば,北極の方角を北にすると東の方角に太陽があることがわかります。
同様に,満月であれば真夜中にちょうど北極とは正反対の位置,真南に来ているはずです。
この原理がわかるだけで,天体はグンと理解がしやすくなるはずです。
他には実際に夜空や月を観察してみることです。
星が動くこと,月の満ち欠けや動きなどが実感としてわかるでしょう。
よくマンガのシーンで,夜空の高いところに三日月が浮かんでいる場面が描かれています。
しかし,そんなシーンは現実ではありえないことにも気がつきます。
日が暮れて暗くなった頃には,三日月は西の空の低いところにあり,沈んでいっている最中です。日暮れが早い冬であれば,暗い夜空のそこそこ高い位置には観測することができるでしょう。
今日は大きな鳥に出会いました。何という鳥なのでしょうかね。
普段からいろいろと観察していると,有形無形に勉強に役立っているのです。
ただし,そのことに気がついていて,その大切さを強調する方はあまり多くはないように思います。
では。