こんにちは。
前回の記事に書いた学校裁量の状況ですが,本日,教育委員会のホームページにアップされていました。
北海道教育委員会
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gks/koukounyuusenn.html
札幌市教育委員会
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/school/senbatu/index.html
推薦入試が自己推薦へと変更になり,どなたでも希望すれば受験できるようになります。この影響は大きいように思っています。
たとえば,今年春の入試での白石高校のデータを見てみます。
募集人員280(うち推薦枠は56)
一般出願者数 303
推薦出願者数 18
一般入試だと,推薦の18人は全員が合格したのち,
「280-18=262」の枠を303人で争うことになります。
実倍率は1.16倍です。
誰でも推薦に出願できるとなると,推薦枠56名はすべて埋まる可能性が高いと思います。
今年の数値をそのまま当てはめると
「280-56=224」の枠を303人で争うことになり,実倍率はなんと1.35倍まで上がります。
例年,推薦枠が定員に達せず,さらに一般入試でも定員割れをしていない高校では,一般入試が例年よりも厳しい争いになるでしょう。
2度のチャンスがあるわけですから,推薦は受けるべきだと思っています。
啓成,北陵,手稲,藻岩,新川などは,影響が大きいように予想します。
推薦入試ですが,ご自分の「持っているもの」で勝負するしかありません。
高校が求めるような人材であれば,自然に合格はできるでしょう。ふだんから,人間的に成長するような生活を送れているかどうかです。
都立の中高一貫校である白鷗中高のOBに,プロ棋士の山本博志四段がいらっしゃいます。将棋の推薦で入学なさったわけですが,後にプロ棋士となり,日本文化の担い手となっています。さらに,文才のある方で,雑誌やインターネットに公開した記事は,しはしば大きな反響を呼んでいます。
学校が育てたい理想の人物像の1つを体現されているなあと感じます。
そういう方であれば,自然と推薦入試には合格なさるでしょう。
では。