こんにちは。
昨日,考察したいと書きましたが,推薦で残念だった方が,どこの高校に再出願したのか考えてみたいと思います。
いくつかピックアップして表にしてみました。
左から「一般入試の定員」「推薦入試の定員」「定員の合計」となり,
その次からは,2月14日の再出願の時点での「推薦出願者数」「一般入試出願者数」「出願者数合計」となります。
2月14日に発表された「倍率」は,一般入試か推薦入試かを考慮せず,単純にこの「出願者数合計」を「定員の合計」で割って算出されています。
このときの倍率を緑のセルで「中間倍率(全体)」,さらに推薦入試のみの倍率を「推薦倍率」と示してあります。
大切なのはその次からです。
推薦入試で合格内定とならなかった方の数が「推薦不合格者」で,それらの方たちが再出願したことで,出願者が増えた分の数が「再出願数」です。
3月1日に発表された最終的な数値をもとに計算しています。
最終の確定した出願者数と倍率も載せています。
さらに,「再出願数」-「推薦不合格者」を青いセルに載せています。
この青いセルの数値ですが,仮に推薦で残念だった方全員が,同じ学校に再出願した場合には「0」となります。
札幌旭丘(普通)は「-25」となっております。推薦入試を実施する高校ではもっとも偏差値が高いのがこの高校です。旭丘より偏差値の低い学校に推薦で出願し,レベルを上げて旭丘に再出願する方は普通はいないでしょう。そうすると,推薦で合格が内定しなかった62人のうち,37人程度が旭丘に出願し,残り25人のほとんどが志望校を下げて出願したと考えられます。
札幌西で1名,札幌東で1名出願者が増えましたので,おそらく札幌旭丘の普通かデータサイエンスのどちらかに出願なさっていた方が,再出願したものと思われます。
一方で,ワンランク下の学校にあたる札幌月寒は「+16」と出願者が増えています。旭丘から月寒に下げた方が多いと考えるのが妥当でしょう。
詳しくは書きませんが,推薦を実施した高校では,青いセルがマイナスになっていることが多いです。表には載せていませんが,推薦を実施していない札幌平岡「+19」などとなっており,推薦では少し上の学校に挑戦してみて,再出願先は下げる方が一定以上の割合でいらっしゃると言えるでしょう。
長くなりましたので,つづきはまた今度書きます。
では。
【3/3訂正】
青いセルについて,正しくは
「再出願数」-「推薦不合格者」
を計算したものでした。表記が逆になっていましたので,訂正いたしました。
お詫び申し上げます。