こんにちは。
先日,中島公園の紅葉の様子をカメラに収めてアップしました。
かなり葉が散ってきて,いくぶんか少なくなったようですが,今もきれいな姿を見せてくれています。
紅葉を見にいらしている方も多く,私と同じように写真を撮っている方もたくさんいらっしゃいます。お祭りのときほどではないですが,大変な賑わいです。
昨日,こんなことがありました。
いつも,この公園で鳥たちにえさをあげている老人がいます。公園で動物たちにえさをあげることは禁止されています。それでも,たくさんの方がえさをあげていて,あげている方はいつも決まって同じ方たちです。その中の1人の老人ですね。
この方は,いつも周囲を気にしながら,人目につかないようにえさをあげています。
もしかすると,以前に注意されたことでもあったのかもしれません。(私が注意したわけではないですよ。)
ところが,昨日は紅葉を見る方であふれかえっていたため,この方はえさをあげられずにいました。
いつもポケットの中にえさを隠し持っていて,それを鳥たちにあげているのですが,その隙がありません。えさをあげられないまま,恨めしそうに,また迷惑そうな目で,紅葉を楽しむ方たちを眺めていました。
この方の周りには,鳥たちが寄ってきていて,「早くえさをちょうだい」と首を伸ばしてこの方の顔を見つめていました。文字通り,首を長くしてえさを待っていたわけです。
何も知らない鳥たちのことが憐れにも思えました。
その後,どうされたのかはわかりません。
ただ,今日はこの老人を公園では見かけませんでした。
紅葉狩りを楽しむ人たちを迷惑に感じていたこの老人ですが,本当の迷惑行為をしているのは,まさしくこのご老人です。
こういうことは,いくら注意してもおそらく無駄で,ご本人が自分の過ちに気がつくよりほかないように思います。
この出来事をきっかけに,反省をされて改めていただけることを心から願っています。人目をはばかっていたわけですから,そうした良心が残っているといいのですが…。
では。