こんにちは。
緒方貞子さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。
元国連難民高等弁務官で,国際的にご活躍された日本人女性の代表的な存在です。
こういう仕事をしていると,お茶の水女子大附属あたりの入試に出そうだな,(もう来年の入試問題は完成しているかもしれません?)などと考えてもしまいますが,いささか不謹慎ですね。
テレビで緒方氏の過去のインタビュー映像が流れていたのですが,次のようなことをおっしゃっていたのが印象的でした。
「(紛争の解決には)正義だけを主張してもダメである。必ず,許しや寛容さが必要になる。」と,一字一句正確には覚えていませんが,趣旨はあっているでしょう。
これは,どのようなことにも当てはまるように思います。
塾でも,小テストでカンニングをするとか,宿題を写してくるとか,そうした不正を働く子どもたちが稀に存在します。
それはダメだと「正義」だけを主張して子どもたちを叱ったとしても,根本的な解決につながることは少ないように思います。
昨日の鳥にえさをあげている老人と同様ですが,こうしたことは,ご自分で気がついて改めなければならない問題でしょう。
子どもたちが気がつくまで待ってあげるのは,なかなか難しいかもしれません。しかし,不正を悪いことだと思っていない子どもたちはいないでしょうし,良心の呵責にも苛まれるでしょう。信じてあげるしかないようにも思います。
「気づく」と書きましたが,単に不正は悪いことだと気がついて改めるというよりは,本当に損をしているのは自分自身であること(学力が身につかないのですから大損です)や,不正をするような心の卑しい存在に自分を貶めてはいけないと,そうしたことに気がついてほしいのです。
時間はかかるでしょうが,信じて待つことが大切で,そのときには子どもたちを見守る大人たちの側に,「許しと寛容さ」が必要になりますね。
知らんぷりをして,適当によくできたなあとほめていると,半年くらいで自然と解決することが多いように思います。
では。