こんにちは。
コロナによって混乱必至の受験戦線ですが,東京大学が,コロナによって共通テストの本試も追試も受けられなかった受験生に受験機会を確保すると発表しました。
東京大学ホームページ
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0605_00039.html
ただし,出願できますと発表しただけで,具体的にどのように合否を判定するのかは発表されていないようです。
東京大学の入試ですが,
①共通テストを5教科7科目900点満点で受験し,900点を110点に傾斜配点
②二次試験を国数英+文系は社会2科目or理系は理科2科目受験し,440点満点
550点満点で合否を判定することになります。
傾斜配点があるため,毎年,小数点以下の得点の争いとなります。1点で20~30人の合否が変わるような争いだと思います。
さて,発表にはなっていないですが,合否判定はどのように行うのでしょうか。
共通テストは2次試験よりも科目数が多く,受験生はより多くの教科の勉強が求められます。一方で,難易度は2次試験のほうが難しく,共通テストの比ではありません。
二次試験の440点満点を550点に換算するのが誰もが納得できる方法だと思いますが,二次のほうが圧倒的に難しいわけですから,合格はかなり困難になります。
一方で,共通テストに見なし点を与えたとすると,どの程度の得点が妥当なのかもわかりませんし,少ない教科しか受けずに合格できることになり,不公平感が拭えなくなるでしょう。
今後の東京大学の対応や,他の大学の対応にも注目したいです。
北海道の高校入試ですが,受験生には中学校から「前日の下見はなし」と伝えられているそうです。コロナへの対応ですね。
しかし,本試と追試はあるものの,どちらも受験できなかった場合の救済策は,何も発表になっていません。ないと考えるのが妥当でしょうか。
オミクロン株の拡大は,収まる気配はまだありません。
2月の中旬,私立高校入試の頃が,感染拡大のピークになっているかもしれません。
やはり,私立高校の入試が終わってからは,学校をすべて休んだほうがいいように思います。
では。