志学ゼミナール塾長のブログ

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2022年北海道公立高校入試の変更点②

こんにちは。

 

表題の件,3/23の記事のつづきです。

2022年北海道公立高校入試の変更点 - 志学ゼミナール塾長のブログ

 

本日,北海道教育委員会のホームページを確認したところ,2022年入試の変更点についてまとめられた資料がアップされていました。

(3/23に見たときにはなかったと思います。いつアップされたのかはわかりません。)

 

リンクを貼っておきます。

概要

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/file.jsp?id=1381355

リーフレット

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/file.jsp?id=1381356

北海道教育委員会ホームページ 「高等学校入学者選抜情報」

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kki/koukounyuusenn.htm

 

英語のリスニング以外に新たにわかった変更点として

・解答用紙をA3サイズに変更すること(従来はB4)

があります。

 

その他には何も変わらないようです。

・相関表を用いて選抜すること

・学力重視枠15%,内申重視枠15%も残されること

などが明記されており,

100点×5科目,裁量問題の廃止は決まったものの,大きく入試制度が異なることはなく,あまり大きな影響はないと思われます。

 

相関表についても説明します。

今までの相関表は当日点を12点刻みにしていたものの,新しい相関表では「12×5/3」で20点刻みになります。300点満点から500点満点に変更になり,その割合に応じて変更したもので,実質は今まで合否の決定方法とまったく変わらないことになるでしょう。

 

ただし,学校によっては,「内申点+当日点」を参考にして合否を決定している可能性があります。その場合には,当日点重視になったと言えることになります。

相関表という不透明な選抜方法ですので,確実なことは何も言えませんが,今までと変わらない,でも多少は当日点が取れたほうが有利になったのかもしれない,程度に考えておくといいでしょう。

 

入試問題については,「思考力,判断力,表現力等についてもバランスよく問う」方針が示されてはいるものの,裁量問題を廃止して全員が同じ問題を解くようになることで,今までの裁量問題よりも平均点は上がると思います。

したがって,より基礎力が重要な入試になると考えています。

 

過去にもこの件についてはいろいろと書いてきましたが,おおむね予想通りの方向に落ち着き,ホッとしました。

 

参考:2019/7/6の記事

2022年北海道高校入試の変更点 - 志学ゼミナール塾長のブログ

 

入試ですのでもっとも大切なことは確かな実力を身につけることです。

日々の勉強をがんばっていくしかないですね。

 

では。