こんにちは。
共通テストのカンニング事件,犯人の女学生が警察に出頭し,ひとまずは解決にむかいそうですね。
カンニングと聞くと,ある一冊の本を思い出します。
歴史がお好きな方なら,読んだことがある方が多いと思います。中国の官吏登用試験である科挙についてわかりやすくまとめられています。歴史好きの間では有名な古典的名著です。
大学の講義の最中に,ある先生が「この本は面白かった」とおっしゃっていました。さらに,まったく関係のない別の講義でも,面白かった本として紹介されることがあり,これはぜひ読んでみようと思ったのでした。
先生方もおっしゃっていたのですが,この本の面白さの一つが,当時の受験生たちが行ったカンニングについての内容です。
20年以上も前に読んだもので,具体的には覚えていませんが,ありとあらゆる手段が用いられていたようです。
『科挙』という本は,再版されたり編集され直されたりで,人によって読んだ版が異なるのですが,おそらくこのkindle版にはカンニングの話も出てくるでしょう。(読んでいないので,載っていなかったら申し訳ありません。)
長く読まれつづけているだけのことはあって,たとえカンニングの話がなかったとしても,間違いなく面白いです。
私ももう一度読んでみようと思っています。
入試が近く,焦っている方もいらっしゃるでしょうが,決してカンニングしようなどと考えないでください。科挙においてカンニングの手段が明らかにされているということは,不正が発見されたということでもあります。
普通に勉強して合格するほうが,ばれずにカンニングをすることよりも,はるかに簡単だと思います。
では。