志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

トーハク

こんにちは。

 

お休みをいただいて,東京をぶらぶらしてきました。

東京国立博物館を久しぶりに訪れ,たくさんの歴史遺産に触れて興奮しました。

東京に住んでいたときには,博物館の年間パスポートを買っていました。思い出深い場所ですね。しかしながら,とても一日では回り切れる規模ではありません。特別展は見ず,またところどころ飛ばしながら,4時間あまり楽しく過ごしました。

 

世界的な潮流なのですが,最近では博物館での写真撮影がOKになっていることが多いです。(フラッシュは禁止です。展示品を傷めてしまいます。また,一部撮影禁止のものもあります。)写真をどんどんSNSなどで紹介してもらい,来訪者を増やしたいという意向のようです。

というわけで,何点か紹介したいと思います。

 

これははじめて見ました。伊能忠敬の地図です。

 

青森県の亀ヶ岡遺跡で出土した有名な遮光器土偶です。

これは大好きな土偶です。ちなみに,亀ヶ岡遺跡は世界遺産に登録されていますが,青森県のこの遺跡を訪ねても,「彼女」に会うことはできません。

 

江田船山古墳から出土した国宝の鉄刀です。

もう一枚,鉄刀に彫られている銘の説明も載せます。写真だと全然わかりませんが,思った以上に鮮明に文字が確認できました。

「ワカタケル大王」の名が彫られており,この鉄刀と,同じく「ワカタケル大王」の名が確認できる稲荷山古墳出土の鉄剣とが,教科書ではセットで紹介されています。

当時のヤマト政権の権力の広がりを示す有名な史料です。

稲荷山古墳は埼玉県行田市にあり,こちらも東京からお手軽に行くことができます。

 

他にも貴重な史料が数多く展示されています。

史料によって公開期間が異なります。いつ行っても見られるわけではありませんので,もしも目当てのものがあるのならば,お調べになってから行かれるといいでしょう。

昔はほとんどが撮影禁止だったと思うのですが,世の中は変わるものです。

 

では。