こんにちは。
日本人は,どうにもひき算が苦手だと感じます。算数・数学の話ではなく,仕事の上でのひき算です。
学校の先生が多忙だとか,役所の仕事は効率が悪いとか,そうした声はいつの時代でも聞かれるものですが,「ひき算」をしないために,余計な業務がどんどんと増えていっていることが原因の一つであるのかもしれません。
私がサラリーマンだったときも,余計な業務がどこからかわいてきて,「やってみたけど意味がないですね。やめましょう。」という声も打ち消され,無駄な仕事が積み重なって残業が増えていく印象がありました。
たいてい,こんなときに「ひき算」をしないのは保身しか考えない上司です。「残業を減らしましょう」なんて上司に言われていましたが,余計な仕事を増えしているのはあなたでしょうと,そんな気持ちでいました。
さて,勉強でも「ひき算」は大切です。
習慣的につづている学習方法・学習内容でも,学年が上がったこと,学力が上がったこと,学習内容が難しくなったこと,…その他の理由で,非効率になってしまっている学習はあるものです。
フェーズに合わせて学習内容,学習方法も「たし算」,「ひき算」しながら効率化を図る必要があります。
また,受験生の場合には,学習以外の生活の中で何かを「ひき算」し,勉強時間を捻出する必要があるかもしれません。
何をひき算するかは難しいところです。
人によっても違うでしょう。私の場合だと,古文と英文をノートに写して全訳していく作業をある時期に止めました。一方で,一見不必要にも思える英語の音読をつづけたことは大正解だったでしょう。
中学3年生だと,得意科目は学校のワークが簡単になっいるかもしれません。
塾で渡されているテキストが多すぎてこなせていないかもしれません。
復習用の問題集をやってはいるものの,解いてもほぼすべてできるような単元はやる必要がないかもしれません。
自己マネジメントして,学習を最適化,効率化することを心がけましょう。
受験生のこの時期だと,そのための「ひき算」が大切になってくる頃です。
では。