志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

過去問への取り組み

こんにちは。

そろそろ9月ですね。
志望校の過去問に取り組み始める方も多いと思います。

中学受験か高校受験か大学受験か,
勉強の進度はどうなっているか,などによって,
過去問を始める適切な時期は異なります。教科によって進度が違う場合もあります。
「始める時期」は個別に先生に相談なさるのが良いかと思います。
ただ,1つ言えることは,範囲が終わっていない,基礎が固まっていない場合には,
過去問をやっても効果は上がらないということです。

先日,ツイッターを見ていて,日本史で有名な塚原哲也先生がおっしゃっていたことがあります。
Z会でも数学の橋野篤先生が似たようなことをおっしゃっていました。
勘違いしている方が多いようなので私も書くことにしました。

「過去問,とくに新しいものは,本番直前までとっておく,模試のように直前にやってみる」
と,誤解している方が多いという趣旨です。

考え方はいろいろとあると思いますが,
過去問はもっともよい教材です。
さらに,年度が新しいものほどよい教材です。
過去問は,新しいものから解いてください。
そして,しっかりと復習をしてください。

中学受験,高校受験であれば,
①過去問を解く
②〇つけをして,間違えた問題を復習する
③もう一度,時間を計って解いてみる。
④〇つけをして,間違えた問題を復習する
というのを,できれば満点を取れるまで,最低でも3回は繰り返するとよいと思います。
2回目以降を解くときも,初めてその問題を解くつもりで,
(数字や記号を覚えているからそれを書いた,というのはもちろんダメです。)
本番のつもりでしっかり考えながら解いてください。
実力がつくと同時に,合格点を本番で取るイメージも得られるでしょう。

これを年度の新しいもの,本命校を解くには実力がまだ少し足りない場合にはすべり止め校のものを
順番にやっていくとよいでしょう。

大学入試の場合には,
復習した内容をノートにまとめるであるとか,
個々の大学の傾向や教科によってはそのような必要が出てくると思います。

過去問は新しいものから,
そして1つの問題を徹底して勉強することを心がけてください。

では。がんばって下さい。