志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

夏休みの宿題

こんにちは。

そろそろみなさん学校がはじまったと思います。
宿題が終わらなくて,直前に必死になってやった方,
結局は終わらなかった方も多いかも知れません。

もしも,勉強で上を目指すなら,
宿題はこのようにすべきというお話です。
全員にやりなさいと言っているわけではありませんよ。
勉強で上を目指したいならです。

ある進学校では宿題を写すことを「写経」とよんでいるそうです。
ちなみに,東大に10名以上合格するような高校です。
部活をがんばって,映画を観て,デートをして,写経して…
せっかくの進学校で勉強をおろそかにして,大学は満足のいくところに入れなかった,
というのももったいない気はしますが,そうした生き方も1つの選択ですし,すばらしいとも思います。

その「写経」する学校に合格した生徒の話です。

高校入試が終わってから,入学までの春休みの期間に高校から宿題が出ます。
高校の予習も含まれている難しい宿題で量もそれなりにあります。
当然,受験が終わった開放感から,宿題をおざなりにやる子も多いです。

その子は,合格した後も,しばらく塾の自習室に通っていました。
勉強が習慣となっているので,このままつづけたいとおっしゃっていました。
中学でも成績がALL5だったような真面目な子です。
3月も終わりに近づいたころ,
「高校の宿題は終わった?」と声をかけると,
「難しいので問題集を繰り返してやっています。今,3周目です。」とのことでした。
入学後の成績は想像がつきますね。

宿題は,「やって提出する」ものだと考えている方が多いでしょうが,
「内容を理解してできるようになる」のが目的です。
1回やって「提出できる状態」になって終わりというのではないのかも知れません。

進学校(高校や中高一貫校)で成績上位の子たちも似たようなことは行っていると思います。
夏休みの最初の1~2週間で宿題の1周目は終わります。
そして,それから「復習」,つまり「理解」するための学習に入ります。

締切直前になって「やって提出」だけした子や「写経」した子とは,
どれだけの差になっているかわかると思います。

勉強で上を目指すなら,これくらいの覚悟で勉強を頑張ってみてください。
では。