志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

学校の先生をバカにしない

こんにちは。

前回,前々回の内申点のつづきのような内容です。
塾の先生の中には,学校の先生をバカにする方が少なからずいらっしゃいます。

バカにする根拠はというと,生徒や保護者の方から聞いた噂話であって,
実際にその先生の授業を見たであるとか,ご本人のことをよく知っているなどというケースはほぼありません。
(本当に問題があると感じるなら,学校にお電話して事情を聞いてみるとか,学校公開を実際に見に行って,その先生の授業を聞いてみることもできます。私はやったことがありますが…)

私の経験だけでいえば,
学校の先生は1教科を専門に教えてらっしゃいます。
塾の先生は,普通は複数教科を担当しています。
教科に関する知識でいえば,学校の先生のほうがずっとお詳しいことのほうが多いと思います。

塾と学校のちがいですが,一般的なことだけあげますが,
・塾のほうが少人数
・生徒の学力層に塾だとばらつきが少ない
と,これだけで,圧倒的に塾の授業のほうがやりやすく,そのために生徒も理解しやすくなるはずです。

つまり,何が言いたいかというと,
その先生のことをよく知らないのにバカにするという態度はどうなのだろうか,ということです。
そういう大人が尊敬されるでしょうか。

また,こうした態度は子どもたちにも伝播するものです。
親や塾の先生が,学校の先生をバカにすると,
子どもたちもますますバカにするようになるでしょう。
そうした子どもが良い内申点を取れるのか,はなはだ疑問です。

仮に,子どもたちが学校の先生の悪口を言っているとしても,
一方的な言い分だけで判断せず,周りの大人たちは落ち着いた態度をとるべきだと思います。
先生の方にも事情はあるでしょうし,悪い部分があったとして,優れた部分も必ずあります。

冷静に状況を見た上で,本当に問題があると感じるならば,
そのときに,(あくまで冷静に)校長先生なりに相談するといいと思います。

短絡的に先生の批判だけはすべきでないでしょう。

では。