こんにちは。
修学旅行では,持っていくお小遣いの金額に制限がありますね。
実際にいくらだったのかは覚えていませんが,小学校でも中学校でも高校でも,金額設定はありました。
子どもによってあまり差が出ないように,あまりに多くのお金を持ってきてトラブルにならないように,決められた金額の中でうまく遣り繰りする勉強だから,などの理由はあるのでしょう。
しかし,もうちょっと持っていきたいなあと感じるような金額だったと思います。
中学のとき,代表委員で一緒に修学旅行の準備をしていた女の子がいました。
修学旅行の最中に,靴の中に隠してお金を多く持ってきたんだと,こっそり私に教えてくれました。
兄弟,姉妹なども多くて,お土産を買うのにお金が足りなくなるのだとか。
お財布のチェックなどいちいちするはずがありません。
それを靴の中に隠してきたというのは,立場上,不正が露見するとまずいという意識があったのでしょう。
独りで秘密を抱えているのも心苦しくなり,仲の良かった私にだけこっそり話してくれたのだと思います。
しかし,実際には,上限を超えて持ってきた人は多いでしょう。
私の姉などもそうしていたと思います。「どうせバレないから持っていきなさい」と,母も言っていたと覚えています。
それでも生真面目な私はきまりを守ったのですが。
今,コロナによって学校生活にさまざまな制限が加えられています。
やっと10月になって修学旅行に行けたという方も少なくないでしょう。それでも,テレビの報道番組が伝える修学旅行の様子を見ると,子どもたちは部屋でもマスクで過ごし,食事も一人ずつ前向いて無言で済ませ,移動のバスでも会話はなく,…と「異様」な光景が広がっています。
せめてお小遣いくらいは,もう少し柔軟性を持たせて,子どもたちが存分にお買い物を楽しめるようにさせてあげたいなと感じています。
これから修学旅行に行かれる方は,実際にお小遣いをどうするのか自分自身で考え,親御さんとも相談して決めるべきでしょう。
きまり自体が有名無実化しているようなところもあり,再検討は必要ではないかと思っています。
では。