こんにちは。
中島公園で,桜のつぼみを毎日見ています。
急に暖かくなってきましたので,4月の下旬には開花するのでしょうが,つぼみはまだまだほころびそうにありません。
さて,昨日のつづきです。いくつかの高校の難関大合格者を見てみます。
札幌市内の高校で見た場合,札幌南と私立の北嶺の実績が頭一つ抜けている印象です。
昨年も同様のことを書いたと思いますが,札幌東,札幌旭丘からは,道外の難関国立大,国立医学部に合格するのは厳しいことが見て取れます。
札幌第一,札幌光星は,難関大合格者が少ないものの,今後伸びていくことが予想されます。
東京都の学校についても毎年載せているので,今年も数えてみました。
表を見るときに,卒業生数のちがいに注意してください。
市内の進学校(ピンク),都内の公立高校(黄色)がおおむね300名強の卒業生であるのに対し,札幌開成(紫),都内の公立中高一貫校(青と緑)はその半分程度です。
都内の公立中高一貫校だと,小石川,武蔵(都立)がすばらしい進学実績です。一方で,他の9校は合格実績に波があり,安定していません。
札幌開成がどちらの道をたどることになるのかはわかりません。一定数の難関大合格者は出ており,ずば抜けて優秀な生徒さんがいる一方で,苦手な方もいらっしゃり,校内では学力差が大きいのかもしれません。
また,進学実績を学校の進路指導の力が大きいと見るか,個々の生徒さんのポテンシャルの高さや努力が大きいと見るか,意見は分かれそうです。
昨年の進学実績が出たとき,私は札幌開成の入試倍率の低下に歯止めがかかるものと予想しました。しかし,実際にはさらに倍率が低下しました。今年の進学実績を見ても,大きく志望者が増える要因とはならないでしょう。
入試倍率の低下が一層進むことが考えられます。
では。