こんにちは。
先日,『NHKスペシャル キラキラムチュー 発達障害と生きる」というテレビ番組を拝見しました。
番組ホームページへのリンク
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/M2R9824M9Q/
極端に落ち着きのない子,勉強での得意・不得意に大きなデコボコがある子,人間関係が苦手な子,特定分野の学習で大きくつまずく子など,私が見てきた範囲でも,少なからずいらっしゃることは事実です。
また,実際に発達障害と診断されたお子さまが,こちらの教室に来てくださることもあります。
さまざまな困難をかかる子どもたちを,どのように支援していくかが,これからの教育の大きなテーマの一つであると思っています。
私は視力がかなり低いですが,メガネをかけることで日常生活を不自由なく送ることができています。このメガネの例のように,さまざまなサポートが標準化されると,学校で困難を抱える子どもたちの多くが救われるでしょう。
番組の中では,好きなこと,夢中になれることが,子どもたちの未来を切り開いていくと,語られていました。
好きなことであれば,自然と苦労なく取り組むことができます。その中で,苦手なことを克服できる可能性も高いです。好きなことだから,苦手な人間関係も構築できたとか,好きなことだから一生懸命に取り組んで,苦手な学習分野の理解にも役立ったとか,そうした例もあるでしょう。
また,ご家庭と学校以外で第三の居場所ができることも大きいようです。
そこでご本人が認められれば,自校肯定感も高くなるでしょうし,精神的な安定ももたらすでしょう。
さて,好きなことには夢中に取り組み,自然と工夫をするようになり,社会性や思考力などを身につけていくというのは,すべての子どもたちに共通のことだなあと,番組を観ながら考えておりました。
とくに学齢の低いうちは,好きなことに一生懸命になる中で,自分で考えながらあれこれと試行錯誤することが,脳を成長させていくように思います。
机の上の狭い意味での「勉強」だけでは,うまくいかないことも多いでしょう。
では。