こんにちは。
知人にある世界では有名な方がいらっしゃいます。
ある芸事のプロとしてご活躍なさっているのと同時に,あるお酒に関する資格もお持ちで,お店も開いていらっしゃいます。
4月に東京に旅行したときには,私もお店に顔を出しました。友人として気持ちがわかるのですが,この方は大々的に宣伝されるようなことを好まないと思いますので,お店の紹介などはしないことにします。
ある雑誌に,この方のインタビューが載っていました。
「趣味は趣味としてほどぼとに楽しむことが苦手で,好きなものは極めたくなってしまう。」のだそうです。それでお酒に関する資格を取得するまでになったそうです。
おそらく,得意・不得意のデコボコが大きく,特性をお持ちなのだと思いますが,それによって大好きな分野でみごとに大輪の花を咲かせています。
さて,とくに学齢が低いうちはそうだと思うのですが,子どもたちには,好きなことをとことんやらせてあげたほうがいいと思っています。その道で花開く可能性もありますし,一つでも自信が持てること,楽しめることがあれば,人生は豊かで楽しいものとなるでしょう。
何かの世界に没頭できるというのは,子どもの特権であるように思います。大人になってしまうと,友人のような例外も稀にありますが,時間の制約であったり,情熱がつづかなかったりと,なかなか難しいものです。
そうした経験が,子どもたちを大きく成長させていくでしょう。
難しい言葉でいうと,非認知能力を高めてくれると思います。わかりやすく例えれば,人間の脳をパソコンだとした場合,CPUやメモリ,HDなどの性能が向上する感じでしょう。いわゆる「勉強」をして知識を習得するのは,ソフトや情報をインストールする作業であり,肝心のハードの性能がともなわないとうまくいきませんね。
とくに学齢が低いうち,10歳くらいまでは,好きなことを伸び伸びとやらせたほうが,将来的には勉強ができる子どもに育っていくのではないかと考えています。
では。