志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

怒鳴らない

こんにちは。

ネットにこんな記事がありました。少し古い記事ですが,子どもを叱る場合について書かれています。

その中に,
「大声を張り上げる。それだけでもう暴力なのです。」
とあります。

極端な言い方をすれば,
子どもを殴るのも,怒鳴って叱りつけるのも,どちらも大差がないということです。
現在では体罰は絶対にしてはならないこととされていますね。
ひと昔前は,体罰は当然のように行われていましたし,
私も親や先生からたたかれるであるとか,体罰は受けたことがあります。
(念のため,虐待とか,そういう深刻なものではなく,ごく普通にそれがあったということです。)

現在では,体罰は子どもたちの人権を侵害する行為であり,度が過ぎた場合には虐待とみなされます。
近い将来,怒鳴りつけるという行為が,それと同様であると認識が変わっていく可能性はあるのかなと思っています。

このように,現代の価値基準とらわれずに考えると,
怒鳴りつけることも,暴力や体罰と同様の行為である可能性が認められますね。
ですので,そうしたことは極力避けなければならないのでしょう。
記事にも,怒鳴られて育った子どもは
「恐怖心を植え付け,いつもビクビクしている子ども」になると書かれています。

子どもたちが成長していくためには,そして,将来幸せになるためには,
良くないことを改善していくのにも,自発的で内省的でなければならないと考えます。
自分でどうしたいのか,どうしていけないのか,これからどうしてけばいいのか,
こういう考え方が育つまで見守ってあげる必要があるでしょう。
やはり,それには子どもを信じる心が必要ですね。

では。