志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

韓国の国連加盟

こんにちは。

 

クリスマス・イブですので,今日の授業は受験生だけにしましたが,冬期講習が本日からスタートです。

ブログの更新が減ると思いますが,生きていますのでご心配なさらないでください。

 

さて,昨日,統計データの本をしばらく眺めていました。

社会科が専門分野なので,日本国勢図会,世界国勢図会,データで見る県勢,データブックオブザワールドは揃えています。

統計を眺めていると,さまざまな気づきがあって面白い(interestingのほうですね)ものです。いくらでも時間が過ぎていきます。完全にマニアの世界ですが,中学生くらいでも,その面白さに気づいている方はいらっしゃいます。

 

眺めていて驚いたことがあります。

大韓民国国際連合に加盟したのはいつだかご存知でしょうか。

なんと,つい最近のことで,1991年の加盟でした。

朝鮮戦争がまだつづいていること(いまだに休戦中で終わってはいません)や,冷戦の影響があったのでしょうけれど,それまでは加盟できなかったようです。

ソ連が崩壊して冷戦が事実上終結した1991年に,大韓民国朝鮮民主主義人民共和国国際連合に同時に加盟しています。

 

ちなみに,東西ドイツも1973年に同時に加盟しています。

こちらも冷戦の影響でしょう。

 

まだまだ知らないことはたくさんあるなあと気づかされました。

生徒たちと同じように,日々研鑽を積む必要がありますね。

 

では。メリー・クリスマス!

飛び級と留年

こんにちは。

 

政府がギフテッド支援のために8,000億円の予算をつけるそうです。

ギフテッドというのがどの程度を想定しているのかはわかりませんが,学校の授業が簡単で退屈しているお子さまは少なくないでしょう。

将棋の藤井総太五冠は,「学校では,どうして5分でわかることを45分もかけて教えるのだろう」と,小学生の頃から疑問に思っていたそうです。

少なくとも,一定数のお子さまたちにとっては,学校のペースが最適ではないことは確かでしょう。

 

今回,わざわざ予算をつけて制度を検討するようですが,こうした問題は飛び級があればほとんどは解決するように思います。学齢ではなく,学習の習熟度に応じて勉強する学年やクラスが変わるのですから,自分にあったペースで学べるようにもなるでしょう。

 

逆に,勉強が苦手なお子さまたちにとっては,留年の制度があったほうがいいのかもしれません。

学校の教室内にも,支援が必要と先生方が感じていながら,実際には支援を受けられていないお子さまが少なくないそうです。

学習障害発達障害があるわけではなく,単純な学力不振であれば,留年してゆっくりとご自分にあったペースで勉強すれば,自動的に学年が上がっていくよりも,多くのことを身につけられそうですし,学校も楽しいものになるのではないでしょうか。

 

横並びを好む和の文化が根付いた日本で,留年や飛び級が受け入れられるかどうかはわかりませんが,議論はすべきではないかと思っています。

いずれにしても,今は教育が大きな転換点を迎えているように感じています。

すべての子どもたちが幸せになれるような制度ができあがることを願っております。

 

では。

楽しい42kmでした

こんにちは。

 

「楽しい42kmでした。」とは,オリンピックで金メダルを獲ったときの高橋尚子さんの言葉です。

私などは,走るのが苦痛でしかないのですが,超一流選手だと,走るのが大好きなのでしょう。フルマラソンも楽しく走れるのです。

 

さて,1月から『スタンダード』という数学の問題集に取り組んでいたのですが,今週が授業がないことも利用し,本日『スタンダード数Ⅰ』が解き終わりました。数Aも途中までは終わっているのですが,またつづきに取り掛かります。

 

過去の記事「スタンダード」

https://shigakuseminar.hatenablog.jp/entry/2022/01/28/155153

 

問題集を約1年かけて解いた感想ですが,やはり楽しいのです。

「好きこそものの上手なれ」ということわざが示す通り,楽しいから進んで行うし,上達も速いのでしょう。

 

つまり,本当のトップを目指すのであれば,勉強を楽しめることが必須でしょう。

しかし,勉強を楽しめている方は,ごく一部かもしれません。

 

では,どうすればいいのでしょうか?

5科目全部が嫌い,勉強のすべての部分が嫌いという方は,滅多にいらっしゃらないと思います。得意で好きな科目だけ付き詰めてみる,興味をもった特定の分野だけ徹底して勉強してみる,というところからスタートしてみてください。

やっているうちに,勉強全体が楽しくなってくることもあるでしょう。

 

また,勉強の楽しさは主に「interesting」でしょう。「funny」のような要素は少ないかもしれません。

ゲームやYouTube,テレビのお笑いなどは,誰でも簡単に楽しさを感じられ,funnyの要素が強いものだと思います。こうした楽しさばかりを追求していると,interestingなものには気がつきにくくなってしまうかもしれません。

本を読むとか芸術に触れるとか,そうした姿勢が強いと,勉強の楽しさにも気がつきやすいものです。

 

では。

2%

こんにちは。

 

教室の近くのある学校が学校閉鎖となりました。

小中学校のでの感染が止められない印象です。

みなさまどうかご自愛ください。

 

入試まで残りわずかですが,模試などの問題を解いている子どもたちの姿を見ると,当然ですが時間の使い方が上手な方と,そうでない方がいらっしゃいます。

こういうところに要領の良さが表れるのかも知れませんし,本来的な頭の良さの違いが表れるのかも知れません。

 

ただ,最後の1分を,明らかにおかしな時間の使い方をしていることもままあります。

空欄があるのに,あきらめてぼーっとしている方。

逆に,残り1分では解けないとわかっているのに,その時点で取り組んでいる問題を考えつづける方。

当然ですが,どちらの方も最後の一分間で答案用紙に何かを書くことはありません。

 

ここである数値を示してみます。

「2%」

これは実感としてかなりの大きさでしょう。消費税でいえば,最初は3%だったのが5%に上がりました。数年前には8%から10%に上がりましたし,食品などの軽減税率8%も残っています。2%は大きいと感じていらっしゃる方が多いはずです。

 

この「2%」が何かというと,試験時間50分に対しての2%がちょうど1分です。

1分あれば,かなりのことができるはずです。

何かしら勘で答を書いてみる,1分で解けそうな問題にしぼって最後に考える,誤字脱字の見直しをする…

この1分間で数点を拾い,運命が大きく変わる方もいらっしゃるでしょう。

 

2%は大きいよと,再認識するだけでも,時間の使い方が変わってくるかもしれません。

では。がんばってください。

 

キラキラムチュー

こんにちは。

 

先日,『NHKスペシャル キラキラムチュー 発達障害と生きる」というテレビ番組を拝見しました。

 

番組ホームページへのリンク

https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/M2R9824M9Q/

 

極端に落ち着きのない子,勉強での得意・不得意に大きなデコボコがある子,人間関係が苦手な子,特定分野の学習で大きくつまずく子など,私が見てきた範囲でも,少なからずいらっしゃることは事実です。

また,実際に発達障害と診断されたお子さまが,こちらの教室に来てくださることもあります。

 

さまざまな困難をかかる子どもたちを,どのように支援していくかが,これからの教育の大きなテーマの一つであると思っています。

私は視力がかなり低いですが,メガネをかけることで日常生活を不自由なく送ることができています。このメガネの例のように,さまざまなサポートが標準化されると,学校で困難を抱える子どもたちの多くが救われるでしょう。

 

番組の中では,好きなこと,夢中になれることが,子どもたちの未来を切り開いていくと,語られていました。

好きなことであれば,自然と苦労なく取り組むことができます。その中で,苦手なことを克服できる可能性も高いです。好きなことだから,苦手な人間関係も構築できたとか,好きなことだから一生懸命に取り組んで,苦手な学習分野の理解にも役立ったとか,そうした例もあるでしょう。

 

また,ご家庭と学校以外で第三の居場所ができることも大きいようです。

そこでご本人が認められれば,自校肯定感も高くなるでしょうし,精神的な安定ももたらすでしょう。

 

さて,好きなことには夢中に取り組み,自然と工夫をするようになり,社会性や思考力などを身につけていくというのは,すべての子どもたちに共通のことだなあと,番組を観ながら考えておりました。

とくに学齢の低いうちは,好きなことに一生懸命になる中で,自分で考えながらあれこれと試行錯誤することが,脳を成長させていくように思います。

机の上の狭い意味での「勉強」だけでは,うまくいかないことも多いでしょう。

 

では。

コロナ関連のお知らせ2022年12月19日

こんにちは。

 

こちらの教室の生徒さんが,新型コロナウィルスに罹患されました。

教室関係者に濃厚接触者はおりません。

 

生徒さんの1日も早いご快癒をお祈りいたします。

 

 

きりがありませんので書いておりませんでしたが,学級閉鎖やご家族の方の感染によって出席できない生徒さんも多数出ております。

しばらく学校での感染は止められないように感じております。

1月から中学入試がスタートしますが,受験生のみなさんは,今週から冬休みにしてしまったほうがいいかもしれません。

 

みなさん,がんばってください。

ブラックジョーク

こんにちは。

 

コロナに罹患してから,味覚がおかしくなっています。

最初に気がついたのが,かかったばかりの頃です。風邪を引いたとき,味がおかしく感じることがあるかと思います。それとほとんど同じ状態でした。

 

体調がよくなってからも,味覚がおかしい状態がつづいています。

最初は,何でもかんでも塩辛いと感じました。ポカリスエットがしょっぱいのです。カップ麺などは,ものすごく味が濃くて食べるのも大変でした。塩と胡椒で口の中がヒリヒリする感覚さえありました。

 

今はビールの味がよくわかりません。ビールを飲んでもまるで炭酸水のようです。また,昨日からなのですが,お味噌汁がお酒の味に感じます。味噌自体が発酵食品ですから,アルコールが含まれているのですが,それをものすごく強く感じます。濁酒の味に近いでしょうか。もちろん,飲んで酔っ払うわけではありません。

 

味覚以外に異常はないのですが,ちょっと不便なことは事実です。コロナに罹らないに越したことはないですね。みなさまも,どうかご自愛ください。

 

大学時代の先輩に味覚障害についてお話したところ,「電気ブラン」を飲みなさいという暖かいお言葉をいただきました。

電気ブランというのはものすごくアルコール度数の高いお酒で,居酒屋で先輩にご馳走になっていたものです。思い出のお酒ですね。20年以上前の大学生ですから,どのように電気ブランをいただいたのかはご想像ください。ある意味で罰ゲームです。死人が出なかったのは幸運でした。

 

大学時代の先輩というのは,同じ寮で生活していた方で,兄のような存在でもあります。いつも私のことを気にかけてくださいます。

病人に対して,悪い思い出もあるお酒を飲めとは,なんともきついブラックジョークですが,信頼関係があればこそのお言葉でもあります。しかし,ウィットに富んでいて,実際に元気づけられました。

 

当今,どのようにして批判の対象になってしまうかもわからず,軽い気持ちで冗談を言うのも憚られますが,久しぶりに機知に富んだ冗談を聞いた気がします。

 

では。