こんにちは。
政府がギフテッド支援のために8,000億円の予算をつけるそうです。
ギフテッドというのがどの程度を想定しているのかはわかりませんが,学校の授業が簡単で退屈しているお子さまは少なくないでしょう。
将棋の藤井総太五冠は,「学校では,どうして5分でわかることを45分もかけて教えるのだろう」と,小学生の頃から疑問に思っていたそうです。
少なくとも,一定数のお子さまたちにとっては,学校のペースが最適ではないことは確かでしょう。
今回,わざわざ予算をつけて制度を検討するようですが,こうした問題は飛び級があればほとんどは解決するように思います。学齢ではなく,学習の習熟度に応じて勉強する学年やクラスが変わるのですから,自分にあったペースで学べるようにもなるでしょう。
逆に,勉強が苦手なお子さまたちにとっては,留年の制度があったほうがいいのかもしれません。
学校の教室内にも,支援が必要と先生方が感じていながら,実際には支援を受けられていないお子さまが少なくないそうです。
学習障害や発達障害があるわけではなく,単純な学力不振であれば,留年してゆっくりとご自分にあったペースで勉強すれば,自動的に学年が上がっていくよりも,多くのことを身につけられそうですし,学校も楽しいものになるのではないでしょうか。
横並びを好む和の文化が根付いた日本で,留年や飛び級が受け入れられるかどうかはわかりませんが,議論はすべきではないかと思っています。
いずれにしても,今は教育が大きな転換点を迎えているように感じています。
すべての子どもたちが幸せになれるような制度ができあがることを願っております。
では。