こんにちは。
今週もこの時間の更新です。
生徒さんたちが来てくださっているので忙しいわけで,本当にありがたいことです。
ただ,それをブログを更新しない理由(言い訳のほうが適当ですね)にするのは筋違いでしょう。
先日,ショッキングなニュースがありました。歌手の槇原敬之さんが違法薬物を所持していた疑いで逮捕されました。
昔から槇原さんのファンだったのです。しかも,若い方はご存じないかもしれませんが,これで2回目の逮捕です。
大学生になって上京した自分の境遇と重なる部分が多く,「遠く遠く」という槇原さんの曲は,私の中での一番の名局として心に残っています。
私が大学に入学して上京したのが1997年でした。
その2年後,1999年に槇原さんは逮捕されました。
薬物に手を染めたということで,もう社会復帰は無理かもしれないなと考えました。社会的な「死」ですね。
さらには,今回の事件でもある男性と同棲していたことが報じられていますが,当時も事件に関連して槇原さんの恋愛事情が明るみにされました。
今ではLGBTに対しての偏見も少なくなり,理解も進んでいますが,当時は決してそんな状況ではありませんでした。私も,恥ずかしながら,偏見を持っていたことは事実です。
槇原さんがつむいできた名曲の歌詞たちはLGBTの方たちとの恋愛から生まれたものなのだ悟り,偏見があって今では恥ずかしく思うのですが,当時は激しく動揺したものでした。
誤解のないように申し上げますが,今ではLGBTの方たちを尊重しております。
それで,20歳そこそこだった自分はどうしたかというと,1人で槇原敬之さんの「お葬式」をあげたのでした。
場所は新宿歌舞伎町のカラオケボックス。
深夜から朝までのパックをとり,これが「お葬式」だと1人で槇原さんの曲を朝まで歌いつづけたのでした。
曲を作られた方がどのような方であろうと,犯罪を犯したとしても,その作品の価値は変わらないように思います。
私が「埋葬」した槇原さんも,その後,「世界に1つだけの花」などの名局を生み出されました。これらの名曲の価値も変わらないでしょうし,人は変われるということも事実でしょう。
槇原容疑者が更生されることを願っております。
では。