こんにちは。
私の場合は,政治・経済に興味があったので,大学は「文系」にしようと中学のときから決めていました。
最初は法学部に行こうと思っていのですが,高校で政経の授業を聴いて興味をもち,また大学入試の配点の関係で数学が得意な私には経済学部のほうが有利だったので,最終的には経済学部に進学しました。
結局は,経済史を専攻して歴史の勉強をすることになるのですが,「文系」という方向性はずっと変わらなかったわけです。
しかし,中学生のうちから,「文系」か「理系」かという進路が定まっているほうが稀でしょう。「文系」か「理系」か迷う方が多いことも事実です。
では,その選択はいつしなければならないのでしょうか。
答は,意外にも早く,「高校1年生の夏」になります。
実際には,もう少し答を保留して先延ばしすることもできますが,早く決めたほうが大学入試に向けての準備は楽になりますし,答を先延ばしできるといっても猶予は1年です。
大学入試においては,各大学によって指定される入試科目はまちまちです。
国立大学を目指すのであれば,国数英理社のすべて,私立大学であれば,「文系」なら国英社,理系ならば英数理が必要となることが多いです。
さらに,高校では理科は「物理・化学・生物・地学」に分かれ,社会科も「日本史・世界史・地理」などに分かれます。
受ける大学・学部によって,理科や社会科の科目でも,入試で選択できるものと選択できないものがあります。
(このあたり,ものすごく簡単にしか書いていません。目指す大学ある方は,詳しく調べてみてください。理科や社会が2科目必要になったりと,実際にはものすごく複雑です。)
高校1年生の秋には,高校2年生のときに「理科」や「社会科」でどの科目を履修するのか決める必要があります。
この選択の仕方(おもに理科の選び方)で,「文系」か「理系」かのおおよその方向性が決まります。
将来,どんな職業に就きたいか,それ以前に何を大学で学びたいか,中学生くらいだと考えていない方も多いでしょう。
しかし,少しずつでも考えていかないと,いざ高校1年生の秋の科目選択のときに困ってしまいます。
大雑把にいえば,大学で勉強することの多くは中学の「理科」の延長か「社会」の延長が多いです。もちろん文学や哲学,数学,統計学などのようにそれ以外のものもありますが,基本的には理科か社会が多いでしょう。
どちらをより深く勉強したいのか,それくらいは中学生のうちから考えておくべきだろうとは思います。
では。