こんにちは。
昨日は受験を控えた中学3年生のことを中心に書いたつもりですが,実は,私が危機感を抱いているのは中学1年,中学2年です。
6月に学校が再開されましたが,中学1年生は中学の勉強の最初から,中学2年生は1年生の勉強のつづきからはじまったところが多いようです。
しかも,中学3年生と異なるところは,進むペースはほぼ例年通りだということです。中学1年生だと,毎年のんびりと進む印象です。
北海道だと4月の最初の1週間も授業があり,さらには6月から本格的に学校がはじまったのですが,中学1年生はまだのんびりと「正負の数の計算」であるとか,英語はやっとアルファベットや英単語の学習が終わって「I am ~」,「You are ~」であるとか,そのあたりを学習しているようです。
夏休みが削られたから学習時間が増える,次年度にも未履修の内容を持ち越せる,いずれどこかで帳尻が合うだろうと,そのように考えいらっしゃるのでしょう。
必ずしもできる子ばかりではありませんし,現場の考えもわからないでもありません。
ただし,昨日も書いたことですが,秋以降に再度の休校がないとは誰にも言いきれません。また,コロナは来年になっても収束していない可能性もあります。
安易に帳尻が合うと考えていると,いざ休校になった場合には,今年の中3生以上に大変なことになるでしょう。
余裕のある中学1,2年生こそ,先取りをしてどんどんと学習を進めていく必要があるように思います。
もちろん,あくまで勉強で「上」を目指すのであればやるべきだということですが,塾や通信教育などで,例年通りの進度で勉強を進めている同学年の子たちもいることは事実なのです。
少なくとも,現在の遅れもいつかは取り戻さないといけないこと,また休校になって学習が遅れるかも知れないこと,つまりは「借金」を抱えていて返済計画も順調に行えるか危うい状態だということは,念頭においておくべきでしょう。
夏期講習から塾に行こうとお考えの中1,中2の方もいらっしゃるでしょう。お通いになる塾にもよるでしょうが,例年以上に学校の進度と塾の進度がずれている可能性があります。
やはり,がんばりどきですね。
では。