こんにちは。
ケアレスミスで細々と得点を落としやすい科目が英語でしょう。
高校受験生だと,英語でミスをしやすい最大のポイントは次の3つだと思います。
① 時制の間違い
② 冠詞の付け忘れ
③ 三人称単数現在形の「動詞+s」,「名詞の複数形+s」の「s」付け忘れ
試しにネットで検索をしてみました。
いろいろと対策は書かれていましたし,どれも似たようなものでした。
「自分がいつも間違えるポイントを試験前に再確認して頭に入れておく」
受験生にとってはこれが有効な対策でしょう。どこにでも書いてある一般論ですが,ポケットにメモでも入れておいて,英語の試験開始前に確認してからテストの臨むといいでしょう。
さらっといくつかのサイトを見てみたわけですが,どこにも書いてはいなかった1つの根本的な解決方法がりあます。まだまだ受験が先の方,進学後も勉強をがんばりたい方は試していただきたいです。
このブログでも何度も申し上げていますが,「音読」をしてください。
中学1,2年生であれば,英語の教科書がいいでしょう。今はちょうど学年末テスト前です。毎日テスト範囲の英文1周ずつ音読してください。もちろん前提として,単語も書けるし文法もわかっているし日本語にも訳せることが必要です。
英語のまますらすらと理解できるぞ,暗唱できるぞ,というくらいまで読み込むのが理想です。
中学3年生であれば,入試問題の中で気に入った英文を,やはり暗唱できるまで音読しましょう。
音読の効果はいろいろとあります。
1つには自然な英語,言葉としての英語の感覚が身につくことでしょう。感覚的なものですので,文章で説明しても伝わりにくいと思います。音読の効果は十分に音読をした人にしかわかりません。
日本語でも
「昨日は友達といっしょにお夜ごはんを食べます。」
と聞いたらおかしいとわかるでしょう。
「お夜ごはん」が冠詞の間違え,「昨日は…食べます」が時制の間違えです。
一言「気持ち悪い」と感じます。
英語でも,たとえば時制がおかしかったり,冠詞が付いていなかったりすると,「気持ち悪い」と感じるようになります。
単純に間違えた英文を読むと不自然だとわかるようになるのです。
日本語を聞いて「不自然」だと感じることもあるでしょう。どうして不自然なのか説明しなさいと言われても,多くの場合はうまく説明できないと思います。
それと同様に,おかしな英語も理由はよくわからないけれど「不自然」だ,間違えていると判断できるようになります。
これからは英語の4技能が求められます。音読は4技能すべてに対して効果的な学習法です。ぜひ試してみてください。
では。