こんにちは。
入試問題を解いていると,だいたいこういうものはこれが正解になるね,と推測できるものがあります。もちろん例外もありますが,90%くらいは正しいと思います。
英語の問題であれば
「本文の内容と合うものを,次のア~オの中から2つ選び記号で答えなさい。」
という問。
ア~オの選択肢の内容は英文で書かれています。
すべての英文を読んでほしいという出題者の意図なのでしょうが,ほぼ必ず正解の1つは「オ」となります。
仮に「イ」と「ウ」が正解であれば,「ウ」まで3つ読んだだけで答が出ますからね。そういう事態を出題者は避けようとしているのでしょう。
解くときには「オ」の選択肢から遡って読んでいくと時間の節約になりますが,そこまでする必要はないと思います。
社会であれば
「○○について間違えているものを次のア~エの中から1つ選び記号で答えなさい。」
という問。
間違えているものを選ばせる問であれば,選択肢の中にものすごく難しい知識が紛れていることがあります。
たとえば縄文時代についてであれば,
「ア 縄文時代には,成人の儀式として抜歯が行われ,一般的な埋葬方法は屈葬であった。」
などと,一応は中学の教科書範囲ですが,ものすごく細かい知識,高校内容ともいえる選択肢が含まれていることがあります。
こうした難しいものは必ず正しい内容が書かれていると考えて間違いありません。
他の選択肢の間違えた個所を探すのがよいでしょう。
最近の入試問題を解いていて感じるのは,「問題文の中に答が書かれているもの」が増えていることです。丁寧に理解しながら読んでいけば簡単に正解できます。
ますます国語の重要性が増しているように感じています。
実際には,複雑な問題文を正しく理解できなかったり,問題を読み間違えていたりと,なかなか正解できない子が多いのが事実です。
問題文に正解が書かれていないものでも,条件が複雑で問題文が長い問いが増えています。ちょうど適性検査や大学入試共通テストのような問題です。
優先すべきは読解力でしょう。ふだんから活字に触れる機会を多く持つことです。
では。