こんにちは。
北海道では,1月の上旬から中学入試がはじまりますし,3月2日は公立高校入試ということで,受験生たちは最後の山に差し掛かっています。
多くの方は,過去問などの問題演習を中心にがんばっていることでしょう。
問題演習をする中で,この時期にもっとも大切にしてほしいことがあります。
ずばり「×を大切に」です。
間違えた問題からは,目を背けたくなるのが人の心情というものでしょう。
また,できないことに対してショックを受けるかもしれません。
しかし,「×」になった設問には,伸びるための大きなヒントが隠されています。
ぜひ,前向きな気持ちで誤答と向き合ってほしいです。
間違えた問いですから,できるようにすれば,着実に得点力が向上します。
問題演習というものは,健康診断の側面があります。繰り返しますが,間違え所を直していくだけで,簡単に実力アップできるのです。
したがって,もしも大きく失点してしまうような分野,忘れていた知識があって「×」になった場合には,「本番じゃなくてラッキーだったなあ」,「ここを身につけて得点アップできるぞ」くらいに考えてください。
この時期ですが,私のような塾の先生方よりも,誤答のほうがよっぽど役に立つ先生なのかもしれません。
私たちの役割も,自分で理解できなかった過去問を教えること,過去問の採点と添削をすることというのが,この時期ではもっとも重要なものになっているでしょう。
塾にお通いのみなさんは,過去問の採点,わからない設問の質問をどんどん先生方にしてみましょう。それが,学習塾の最大の価値です。
私も,毎年講習の時期には,授業をせずに質問に答えられる時間を毎日3時間程度確保しています。うまく利用する子は間違いなく合格していきます。
では。