志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

これからは理社

こんにちは。

 

本日は模擬試験を実施しております。

合否判定も出ますし,各科目の苦手な部分もあぶり出され,今後の学習の指針となる,いわば健康診断となります。

 

さて,中3のみなさんに対しては,2年生の後半くらいからずっと「この時期から一番大切なのは数学と英語です」と,お話をつづけてきました。(それまでは国語です。教科としての国語というよりも,読書するなど読解力・語彙力をつける作業です。)

しかし,この辺りの時期に転換点を迎えています。

なぜなら,短期的ながんばりで伸びにくい教科が数学と英語だからです。

 

では,これからは何が大切なのでしょうか。

一概に答を示すことはできません。人によっては,変わらず数学が大切であるかもしれません。

ただ,70%以上得点できていない多くの方にとっては,理科・社会の重要性が大きく増していることは事実です。

短期的に苦手分野を暗記すれば,大きく得点を上げられる可能性が高いからです。

 

理科であれば,生物分野(植物,動物,人間の体のつくり,遺伝など)と地学分野(火山,地震,地層,気象,天体)で,知識の暗記が大きな割合を占めています。また,化学分野と物理分野でも,苦手なところを原理を理解しながら勉強し直せば,弱点を強化できます。ただし,「原理の理解」が必ず必要ですので,わからなければ教えてもらうなどし,浅い理解や単なる暗記で終わらせないでください。それだと試験で得点になりません。

 

社会も暗記が多いことはご理解いただけると思います。地理よりも,歴史と公民のほうが暗記によって得点を上げやすいでしょう。

 

試験では,英語の2点も社会の2点も同じです。正答率1%の難問を解いた2点も,みんなが正解するような簡単な問題でも同じ2点です。

つまり,どこを伸ばして得点を上げると合格に近づくのか,戦略を立てる必要があります。信頼する先生にご相談いただくと,アドバイスもいただけるかと思います。

 

もちろん,全科目を勉強していく必要はあるのですが,重点科目,上げられるところから,得点を伸ばしていきましょう。

 

では。