志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

遅れる時計

こんにちは。

 

たまたまなのか,意図してそういう仕様になっているのかわかりませんが,私が今までに使ってきた時計は,すべて時間が少しずつ速くなっていきました。

数か月使っていると,ああ1分くらい進んでいるなあと気が付きます。

 

遅れると問題が生じやすい,だからどうせ狂うのなら進むようにしようなどと考えて時計が作られているのだろうなと邪推していました。

子どもの頃にまだ少しだけ残っていた振り子時計と,最近の電波時計を除くと,置時計も腕時計も,自宅のものも職場や学校のものも,身のまわりにあるものは,すべて針が進む時計でした。

 

現在,私が使っている腕時計は大学生のときに買ったものです。赤い文字盤が気に入っており,3~4万円で購入した社会人のアイテムとしては安価な部類に入るでしょうが,20年以上使いつづけています。

今までに2回か3回,オーバーホールをしてもらいました。

この時計も針が進む時計だったのですが,前回,オーバーホールをしてもらってから,時計の針が少しずつ遅れるようになりました。

遅れる時計を使用するのは生涯ではじめてです。

 

しかし,これが何ともストレスが溜まるのです。

私の性格上,遅刻するのは嫌いですし,早め早めに行動します。今までは,時計の示す時刻に従って行動すれば,早く着くことはあっても,遅れることはありませんでした。

ところが今は逆なのです。

注意して時計が遅れている分を計算しながら行動しないと,遅刻してしまうのです。

時計よりも実際の時刻は進んでいるぞと考えることが,急かされているような気持ちにもなります。

そのうちに慣れるだろうと考えていたのですが,いつまでも慣れません。

しようがないので,今は頻繁に時刻を合わせながら使用しています。

 

時間に追われることが,こんなにも苦痛なのだと再認識できたことは収穫でした。

40歳を過ぎたせいか,最近では長く寝ていることができなくなりました。朝になると自然と目が覚めます。目覚まし時計(携帯電話のアラーム)を毎日セットしていますが,おそらく,それがなくても問題はないでしょう。

まずは目覚まし時計をやめてみて,時間に追われることから少しだけ自由になろうと思っています。

 

では。