志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

狩りの現場

こんにちは。

 

コロナは収まってきているようです。

良い方に予想が外れてくれました。もっとひどいことになると思っていたのですが,しばらくは警戒しつつも大きな不安なく過ごせそうです。

入試も安心して実施できるような気がしてきました。

 

さて,コロナによって飲食店の苦境はつづいているようですが,学生時代にお世話になった居酒屋が閉店するそうです。

武蔵関という駅のそばにある居酒屋で,学生寮の仲間たちと飲んで騒いでいた思い出の場所です。

マスターもご高齢なのと,コロナの影響で店を閉めるのだそうです。

美味しいお店がどんどんとつぶれていきますね。悲しいものです。

 

昨夜は珍しい光景を目にしました。

いつも,中島公園の中を通って帰るのですが,毎晩鴨たちが寄り集まって眠っている辺りが,なんとなく騒がしいのです。そういう空気感は伝わってくるものです。

 

近づいていくと,1匹のキツネがささっと走って逃げていきました。

キツネは鴨を狙っていたのでしょう。鴨たちの集団の中心にいる一羽が「ガー。ガー。ガー。…」と一定間隔で警告音でも発するように鳴いていました。

敵だぞ,危ないぞ,という合図なのでしょう。飛んで逃げることをしないのは夜だからでしょう。鳥は夜目が利かないそうですから,鴨もそうなのだと思います。ただただ,みんなであたふたすることしかできない様子でした。

 

少し驚いたのは,中心で警告を発していたリーダー鴨がメスだったことです。

リーダーというわけではなく,単に母親が子どもたちを守ろうとしていただけなのかもしれません。

 

逃げて行ったキツネですが,人(私)がいると警戒してこちらには近づいてきません。しかし,遠くまでは逃げず,少し離れた場所からこちらを窺っていました。

一瞬,どうしようかと考えましたが,自然に任せるのが一番だろうなと,警告音を発して鳴きつづける鴨の声を聞きながら,その場を離れました。

あの後,キツネは狩りに成功したかもしれません。それでもかわいそうだと感じて,安易に鴨を守ろうとするのも良いことではないでしょう。

 

自然の中では厳しい淘汰が行われますが,コロナの中で十分な補償が受けられずに淘汰されていく名店も少なくないでしょう。

こちらのほうは,どうにか救ってほしいものです。

 

では。