志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

森林限界

こんにちは。

 

本日は,道内私立高校のA日程の入試が行われています。生徒たちも,しっかり結果を出してくださると信じております。

また,神奈川県では公立高校の入試が行われています。問題はあとで解いてみて,良いものであれば,教室の中3生たちの最後の演習問題にしようかと考えております。

最新のトレンドを反映した問題になっているのではないかと思っているからです。

 

さて,神奈川県の公立高校入試では,ほぼすべての学校で面接が行われます。複雑な入試制度ですので,詳しくは書きませんが,面接も点数化されて合否判定に使用されますし,面接が何点だったのか,得点開示でわかるようになっています。

 

渋谷の教室に勤務していた頃,毎年何人かは神奈川県の生徒さんがいらっしゃいました。横浜にも同じ塾の教室があり,得点開示の結果を集めて分析していたのですが,面接ではほとんど差がついていませんでした。

みなさん,無難にお話されて乗り切るためでしょう。

しかし,本当にしっかりした子は,他の生徒さんよりも高い得点が取れていたことは言うまでもありません。

 

先日,わずか19歳にして,将棋の藤井総太先生が五冠を達成されました。

インタビューの中で藤井五冠は,将棋を究める「登山」の道中で,ご自分がどのくらいの位置にいるのかという趣旨の質問に対して,「森林限界の手前」と回答されました。

森林限界」という地理の用語をさらりと用い,なんとも気が利いた洒落た返答をなさったものですね。

 

今までのインタビューでも,藤井五冠は中学生にして,「望外」,「僥倖」といった難しい言葉を日常会話のように使用されていました。

普段から,いろいろなことをよく考えているのでしょうし,本もたくさん読んでいるでしょうし,利発なこと,人間として大人になっていることがよくわかります。

 

仮に藤井先生が,高校入試や大学入試で面接を受けていたとしたら,それこそ抜群に良い点数を取れたことでしょう。

 

では。