志学ゼミナール塾長のブログ

札幌市,中島公園近くの学習塾「志学ゼミナール」のブログです。

こんにちは。

 

蔓延防止措置が解除になりましたが,まだまだコロナは収まりそうにありません。学校と高齢者施設での対策が急務だと思うのですが,具体的な対処法は何も示されないまま,飲食店だけ規制しても無意味だよねと,解除が決まったような印象を受けています。

 

札幌市では,毎日検査の陽性率を発表しています。昨日3月22日の陽性率は56.4%でした。見かけの感染者は減っているものの,40%程度の高い陽性率で推移しています。単に検査をしていないだけではないのかと,素人考えですが思ってしまいます。

 

札幌市ホームページ「新型コロナウィルス感染症の市内発生状況」

https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/2019n-covhassei.html

 

陽性率ではないですが,かつてある高倍率の入試の指導をしていたとき,「私は合格率にこだわります」と話していた教室長がいました。

 

ある日の会議で,「絶対に合格しない生徒を,面談して別のコースに移らせました。今年一番のファインプレーです。」などと自慢げに話していました。仮にこの生徒が合格をしないのであれば,分母が減るので合格率は上がるという寸法です。

「かわいそうに。最後まで挑戦させてあげればいいのに。」と,さらにはこの教室長は大丈夫なのだうかと,同僚と眉をひそめておりました。

 

果たして半年後,合格発表が済んでからの会議で,この教室長はまたまた自慢げにある報告をします。

「別のコースからも合格者が出ました。合格実績+1です。」

合格したのは別コースに移らされたあの生徒です。あきらめきれずに塾とは別に対策を立てられて,それで合格なさったのでしょう。教室長は無邪気に喜んでいましたが,合格を報告なさったのは,保護者の方から教室長に向けての痛烈な皮肉であって復讐であった可能性もあります。

 

陽性「率」を見ていて,そういえばこんな人もいたなあと,生徒さんたちをバカにしているし,大切なものをたくさん失っていることに気がついていないなあと,自然と思い出されました。

 

入試が終わったばかりですが,本日は来年の入試に向けてある保護者の方と面談をしておりました。実績のための進路指導はしてはいけないぞ,生徒さん,保護者の方の意向を最大限尊重して,その上でベストな進路指導をしていくぞと,改めて強く思いました。

 

では。